株式会社を設立する際にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。
株式会社を設立しようと思ったら、設立するために必要な費用を算出し、会社を起こしたのちもきちんと存続させることが出来るのかを考えなければなりません。
会社を設立しました、半年後には業績が悪化して立ち行かなくなってしまいました、というように簡単にいくものではないのです。
そのためにも、まずは株式会社を設立するのにどのくらいの費用が必要なのかを把握しておくことが大切でしょう。
では、実際どのくらいかかるのでしょうか?
株式会社を設立する時に必要な5つの費用
株式会社を設立するときには、それなりにまとまった費用がかかります。
単純に登録をすれば会社が出来るという話ではありません。
では、どのようなことに費用がかかるのでしょうか。今回はそれらの費用についてご紹介しましょう。
1.設立手続きの費用
まずは、株式会社を設立するときの手続きに必要な費用です。
会社を設立するためには、定款を作成して法務局で登記の申請などをしなければなりません。
株式会社を設立する申請費用として、約20万円はかかります。これは、定款認証料や登録免許税などがかかるためで、株式会社を設立するためには絶対的に必要な費用となっています。
この他、会社用の印鑑として「代表印」と「銀行印」が必要です。この印鑑を買うことも別途費用となります。
またこの設立手続きを代行業者にお願いするとなると、さらにその費用も必要となってきます。
2.事務所などの費用
株式会社を設立する際には、必ずオフィスが必要となってきます。
①レンタルオフィス
②バーチャルオフィス
③賃貸オフィス
④自宅
という4つの選択肢が考えられます。
レンタルオフィスや賃貸オフィスは、起業するお金のない時期に資金をやり繰りするのは大変なことですが、自宅やバーチャルオフィスとなると、メガバンクに法人口座を開設するときにマイナス要素となったり、取引先からの信用が得られにくくなったりとデメリットがあることも間違いありません。
そのようなデメリットを考えると、ここはやはりレンタルオフィスや賃貸オフィスを選択することが妥当でしょう。
そうなった場合、敷金や礼金、保証金や仲介手数料、家賃の前払い分など、たくさんの費用がかかります。
3.事務用品の費用
業務内容にもよるかもしれませんが、株式会社を設立するときには事務用品などをそろえる費用も準備しておく必要があります。
例えば、パソコンや机、椅子、プリンター、文房具一式、電話など少し考えただけでも事前準備が必要な事務用品はたくさんありますよね。場所によっては働く社員の為に、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品も必要となるかもしれません。
事前に費用を準備し、きちんと確保しておくようにしましょう。
4.広告関連の費用
株式会社を設立したときには、会社をアピールするための広告関連の費用もかかります。
せっかく株式会社を設立したのですから、きちんと会社を知ってもらうために広告は必要となってくるのです。
まず、株式会社を設立した場合「ロゴ」、「名刺」、「ホームページ」が必要となります。
これら3つは最低限必要なものとしてご紹介しますが、その他で必要な費用もあるかもしれません。
ロゴもホームページも自分で作成できるのであれば、その費用はかかりませんが、大抵の人は、業者に委託して作成をお願いするでしょう。こういった費用をいかに低価格でおさえるかはオーナーの腕の見せどころといったところでしょう。
5.資本金の費用
株式会社を設立するには、当然資本金を用意しておかなければなりません。
資本金とは、初期費用に3ヶ月分の運転資金を用意しておくことが大切です。
また、資本金の費用を決めるときには取引先や仕入れ先の規模を考えなくてはなりません。
だいたいの平均金額は300万円と言われていますが、きちんとその先まで見据えて金額を決めると良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。株式会社を設立する時の5つの費用をご紹介しました。
事前準備をしっかりし、設立に必要な費用も細部まで見落としのないよう考慮しておかなければ、いざ開業してから資金が足りなかったなど大変なことになるでしょう。
そのようなことにならないように、きちんと計画をたてておきたいものです。
株式会社を設立する時に必要な5つの費用
- 設立手続きの費用
- 事務所などの費用
- 事務用品の費用
- 広告関連の費用
- 資本金の費用