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【Excel講座】時間計算を使って勤務表を作る5つのポイント

2015年1月18日 by Gen

Excel_時間計算_6

Excelの時間計算は勤務表などに使われますが、合計した時間が合わないことや、勤務時間と時給を掛けても正当な金額にならないなど、ちょっと工夫しないと求める値になりません。

Excelの表示は「時間」ではなく「時刻」なので、時間計算する場合は、「シリアル値」と「表示形式」の知識が必要になります。
Excelで作成した勤務表をサンプルに時間計算のポイントを説明します。



目次

  • Excelで時間計算する5つのポイント
    • 1.拘束時間の計算
      • =D3-C3
    • 2.勤務時間の計算
      • =E3-TIME(1,0,0)
    • 3.残業時間の計算
      • =G3-“8:00”
    • 4.給与の計算
      • =(G3*24)*1000
    • 5.勤務時間の合計
      • [h]:mm

Excelで時間計算する5つのポイント

Excelで作成した勤務表で時間計算を説明します。
拘束時間は、終業時刻から始業時刻を引きます。
勤務時間は、TIME関数を使って休憩時間を引きます。
残業時間は、勤務時間から所定労働時間の8時間をシリアル値を使って引きます。
給与は、勤務時間に時給を掛けます。
勤務時間の計はSUM関数で集計します。

1.拘束時間の計算

終業時刻から始業時刻を引きます。
セルE3に

=D3-C3

を入力します。
拘束時間が計算されます。

Excel_時間計算_1

2.勤務時間の計算

拘束時間からTIME関数を使って休憩時間を引きます。
TIME関数の書式は、TIME(時,分,秒)です。
ここでは休憩時間が1時間なので1を入力します。

セルG3に

=E3-TIME(1,0,0)

を入力します。
勤務時間が計算されます。

Excel_時間計算_2

3.残業時間の計算

勤務時間から所定労働時間の8時間引いて、残業時間を計算します。
所定労働時間の8時間をシリアル値で入力します。

セルH3に

=G3-“8:00”

を入力します。
残業時間が計算されます。

Excel_時間計算_3

4.給与の計算

勤務時間に時給1,000円を掛けます。
勤務時間はシリアル値なので、24を掛けて計算可能な数値に変換します。

セルI3に

=(G3*24)*1000

を入力します。
給与が計算されます。

Excel_時間計算_4

5.勤務時間の合計

SUM関数を使って集計します。
書式変更しないと24時間以上は切り捨てられるので、セルの書式設定を行います。
セルG8にカーソルを置いて、右クリックで「セルの書式設定」を選択します。
「表示形式」タブの「ユーザー定義」を選択します。

「種類」の欄に、

[h]:mm

を入力します。

Excel_時間計算_5

集計した結果が表示されます。

Excel_時間計算_6


Excelでは24時間のシリアル値が1なので、時間を24で割るとその時間のシリアル値が求められます。
このため、シリアル値に24を掛ければ、計算可能な時間になります。

また、合計欄の書式については、「h:mm」は24時間を超えると正しく表示されないので、「[h]:mm」を使用します。

まとめ

 Excelで時間計算する5つのポイント

  1. 拘束時間の計算
  2. 勤務時間の計算
  3. 残業時間の計算
  4. 給与の計算
  5. 勤務時間の合計

Filed Under: 時間の計算方法 Tagged With: Excel, エクセル, 時間計算




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