やらないといけないことは多いのに、やる気がわかないことってないですか?こんなときは、「モチベーションアップにのスイッチさえ入れば、さっさとタスクがこなしていけるのに」と考えてしまいます。
モチベーションアップには、神経伝達物質であるドーパミンが深く関係しています。モチベーションアップにスイッチがあるとしたら、このドーパミンをいかに放出させるかということになります。
では、ドーパミンを放出させて、モチベーションアップする方法とはどのようなものでしょうか?
モチベーションアップのスイッチを入れる6つのコツ
「モチベーションを上げろ」と言われてモチベーションアップできるくらいなら苦労はいりません。モチベーションは脳の側坐核という部分と関係している、いわば「物質的」な現象です。
今回は脳の側坐核に働きかけることでドーパミンを放出し、モチベーションアップのスイッチを入れるコツをお伝えします。
1.手を動かす
モチベーションアップのスイッチは、待っていても入りません。実は、モチベーションアップのスイッチを入れてから作業を始めるのは順番が逆で、作業を始めるとモチベーションアップのスイッチが入るのです。これは、作業することが、脳の側坐核を刺激して、「作業興奮」が起こることによります。この状態が、モチベーションアップのスイッチが入った状態なのです。
やる気が出ないときは、まず手を動かしましょう。単純作業やルーチンワーク、デスク周りの掃除など、なんでも構わないのです。
2.体を動かす
モチベーションアップのスイッチを入れる最も効果的な方法は、体を動かすことです。ジョギングをしたときに爽快感とともに、燃えるようなやる気を感じたことはないでしょうか?ジョギングやウォーキングなどといった有酸素運動は、ドーパミンを放出させるのに特に効果的です。オフィスなどであれば、少しブラっと歩くか、軽くストレッチをするだけでも効果はあります。体を動かしてモチベーションスイッチの入った状態で作業にとりかかりましょう。
3.口を動かす
口を動かして人に語ることも、側坐核を刺激しますので、モチベーションアップに繋がります。
プロジェクトなどであれば、進捗状況や課題、目標を共有する時間を作りましょう。だらだらと長く時間をとっては逆効果です。時間を区切って語ることによって、モチベーションが高まった状態で作業に取り組めば、高いモチベーションを維持したまま作業が進められるでしょう。
4.環境を動かす
モチベーションは物質的な現象です。意外なほど環境に左右されています。オフィスの引っ越しでまっさらになった仕事場に妙にワクワクしたことはありませんか?
毎回仕事場をまっさらにするわけにはいきませんが、室温や環境音、机周りの景観などは意識してコントロールする必要はあります。社員のモチベーション管理に成功している多くの企業では、デスク周りを自分好みにカスタマイズすることを奨励されます。職場の制限範囲内で、お気に入りの仕事道具を手元に置くと、モチベーションアップにとても効果的です。
5.作業の目的を動かす
ドーパミンは、目標を達成する過程において放出されることがわかっています。煩雑な事務処理など、やる気の出ない作業の目的を、大きな目標を達成するためのものだと捉え直すことが、モチベーションアップのコツです。タスク管理ツールなどを利用し、作業と目標の関連付けを行いましょう。
また、目標を達成するために少しでも効率化できることがないかを常に考え、やる気の出ない業務の効率化にモチベーションを持っていくようにするとよいです。
6.プレッシャーを利用する
モチベーションアップのスイッチは、ポジティブなことにだけ反応するわけではありません。むしろ、不安やプレッシャーといったネガティブなきっかけのほうが、断然強力なモチベーションアップのスイッチといえるでしょう。
一日ごとの業務予定と進捗報告を義務付け、チームで管理すれば、やらざるを得ない状況になり、モチベーションアップのスイッチが入ります。締め切りや、責任感を利用したモチベーションアップのためのシステムを作りましょう。
いかがでしたか?モチベーションアップのスイッチを入れるには、とにかく動くことだということが理解いただけたかと思います。モチベーションアップのコツを習慣やシステムに組み込んで、自然とモチベーションアップのスイッチが入るようにすることが理想です。今すぐにでも動き出して下さい。
まとめ
モチベーションアップのスイッチを入れる6つのコツ
- 手を動かす
- 体を動かす
- 口を動かす
- 環境を動かす
- 作業の目的を動かす
- プレッシャーを利用する