学生が社会人になって一番社会人らしいと思う瞬間は、誰かと名刺交換をしたときではないでしょうか。学生のうちは持たない名刺。社会人になり、研修期間を終えて自分の配属先が正式決定して始めてもらえる名刺。ちょっとワクワクしますよね。社会人になって数年経っている人も意外と知らないのが、名刺交換のマナーです。
名刺交換というのは、言わば仕事上で初めて対面した人への第一印象に繋がる重要なこと。この名刺交換で印象が悪いと営業などでは次の仕事には繋がらないかもしれません。そんな重要な名刺交換のマナーにはどのようなことがあるのでしょうか?
名刺交換のマナー・恥じないための5つのポイント
名刺交換は社会人にとって、第一印象を決める大きなポイントです。ところが、名刺交換のマナーなんて会社では教えてはくれません。
社会人になって数年たっていても、きちんとした名刺交換のマナーを知らない人もいるのではないでしょうか。そんな名刺交換のマナーについてご紹介します。
1.名刺をどこで渡すのか
名刺交換をするときは、必ず立って行います。座っていたとしても立って行うのがマナーです。
また、名刺交換はテーブルを挟んで行うことはいけません。名刺交換は必ずテーブル脇でしなければいけないのがマナーです。事前に名刺交換する人数分出して手元に持っていましょう。
2.名刺は誰から渡すのか
名刺交換をするときのマナーとして、交換する順番が決まっているのをご存知でしょうか。
基本的に名刺は、上下関係から名刺交換の順番が決まります。取引先との名刺交換となると、どちらがお金を出すほうかで上下関係が決まります。訪問者が営業の場合、訪問される側が目上となります。
たとえ訪問される側が年下だとしてもこの上下関係は変わりません。また複数人で名刺交換をする場合は、役職などが上の人から名刺交換をしていきます。このように名刺交換には決まった順番のマナーがあるのです。
3.名刺を受け取り方
名刺交換をするとき、名刺の受け取りかたにもマナーがあります。名刺を受け取るときに自分の指が相手の名刺の名前や会社のロゴにかかってはいけません。
また、自分の立場の方が下だった場合は必ず自分から名刺交換をしましょう。たとえ目上の相手から名刺交換をされても先に受け取ってしまってはマナー違反となります。相手の名刺より下の位置から名刺交換をお願いしましょう。
4.受け取った名刺の置き方
受け取った名刺は、自分の左側に置きます。複数枚交換した場合、相手の座っている順番に並べると相手の名前を覚えやすいでしょう。
また、名刺交換後の名刺を名刺入れにのせる場合、相手方の立場の高い人を一番上にすることがマナーです。
5.名刺の保管方法
名刺交換した名刺は、あとできちんと整理整頓しておきましょう。
相手の目の前で名刺にメモ書きをするなんていうのは、悪いマナーにも見えますが、名刺を整理するときに誰と何を話したのかなど、名刺を見れば思い出せる程度に付箋などでメモ書きをつけておくと、「誰だか分からない!」なんてミスは防げることでしょう。
まとめ
名刺交換のマナーのポイントをご紹介しました。
名刺というのは社会人にとって、相手の情報がつまった大切なものです。名刺交換は相手を最初に印象付ける大切なことなので、良い印象を持ってもらいたいものですね。
名刺交換のマナー・恥じないための5つのポイント
- 名刺をどこで渡すのか
- 名刺は誰から渡すのか
- 名刺を受け取り方
- 受け取った名刺の置き方
- 名刺の保管方法