あなたは、当事者意識を持って仕事をしているでしょうか?上司が口を酸っぱくして、当事者意識を持って仕事をするように言うのには意味があります。仕事をする上で当事者意識を持つのと持たないのとでは業務効率や業務の精度が大きく変わってくるからです。
もしあなたが当事者意識を持って仕事ができていないのなら当事者意識を持つことによるメリットを理解するべきですし、当事者意識を持って仕事ができていない部下をお持ちであれば、当事者意識の意味から理解してもらうべきでしょう。
では、当事者意識にはどのような意味があり、どのようにしたら持てるものなのでしょうか?
当事者意識の意味と持ち方・持たせ方
当事者意識を持って仕事をすることには大きな意味があります。ひとりひとりが当事者意識を持つことで、組織は自律的に改善やミスの防止を行うようになります。
そこで今回は、当事者意識の意味とその持ち方をご紹介します。
1.当事者意識の意味
当事者意識とは、「物事に自分が直接関わっているという意識」を意味します。業務であれば、自分が業務の一部を推進しているという実感を持って仕事をすることが当事者意識を持つということになります。
2.当事者意識を持つことの効果
当事者意識を持つことで、責任感とやりがいが出てきます。組織の歯車ではなく自分で考え、判断する存在だと実感します。組織の全員が当事者意識を持つことで、業務の意味の理解度が上がり、失敗のリカバリーも速くなります。当然生産性も上がります。
3.啓発による当事者意識の植え付け
一言で当事者意識と言ってもピンと来ない人も多いです。自分が当事者意識を持つ必要がある場合も部下に持たせる必要がある場合にも、当事者意識を持つにはまめな啓発が欠かせません。その人の担っている業務の意味や重要性の理解を促しましょう。
4.全員が責任あるポジションに
当事者意識を否が応でも持たざるを得ないのが、責任あるポジションについたときです。自分がいないと業務が回らない状態では当事者意識が芽生え、それまで気付かなかった自分の力が発揮できます。その業務に関しては担当者が責任を持って進めるような組織を作ることで誰もが当事者意識を持つようになるでしょう。
5.当事者意識を持たないことの弊害
当事者意識を持たないことによる組織や本人の弊害を理解し、危機感を持ってもらいましょう。
当事者意識のない人は、総じて責任感がなく無気力です。不測の事態にはうろたえ、判断を仰ぐための時間的ロスや責任者の過度の負担が生じます。これらの意味することは、こんなタイプの人間は周りにも信頼されませんし組織にも望まれないということを理解しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
当事者意識を持つことは本人にとっても組織にとっても意味のあることだとご理解いがだけたかと思います。業務の意味付けと責任感をそれぞれに持たせた組織作りによって、メンバー全員が当事者意識を持って業務に取り組める環境を目指しましょう。
当事者意識の意味と持ち方・持たせ方
- 当事者意識の意味
- 当事者意識を持つことの効果
- 啓発による当事者意識の植え付け
- 全員が責任あるポジションに
- 当事者意識を持たないことの弊害