ビジネスにおいて、司会を務める機会は人によっては少ないかもしれません。突然社内全体の親睦会の司会になったり、社内結婚の二次会の司会者になることだってありえます。ですが少ないからこそ、いざ司会を務める時に挨拶で気をつけるマナーを身につけておく必要があります。社会人として恥ずかしくないように、基本的なことを押えておくことでいつ司会を任されても大丈夫なようにしておきたいものです。
では、司会の挨拶で気をつけたいこととは一体どのような作法なのでしょうか?
司会の挨拶で気をつける5つのマナー
人生で司会を務めるような経験をすることは、稀かもしれません。しかし、ビジネスにおいても司会をしたり挨拶を誰かにお願いしたりすることはあります。社会人として恥ずかしくないような、司会を任されたときのマナーをご紹介します。
1.挨拶の順番は覚えておく
司会を任されたとき大切なことは、挨拶の順番をきちんと頭に入れておくことです。始めて司会をするときも、何度も司会をしたことがある場合も同様ですが、その会のタイムスケジュールを頭にしっかりと叩き込むことは、司会を任された人の責任です。
挨拶の順番をしっかりと頭に叩き込んでおくことで、タイムスケジュールも頭に入りますし、会もスムーズに進むのです。
2.挨拶のお願いは前もって
ビジネスにおいて、司会を務めるということは挨拶をするのは自分自身だけではありません。開会や閉会などは役職が上の人が挨拶を行なうものです。
自分が司会を任されてた時は、速やかにその会でどれだけの人数が挨拶を行なうのかを確認し、どの挨拶を誰が行なうかの適任を決めなければなりません。
また、挨拶をお願いすることも早い段階で丁寧に対応しておくことで良好な関係を築くことができます。
3.乾杯の音頭は大切
食事を含むような会では、乾杯の音頭を取る人が必要となります。これも司会を任された人が挨拶をする適任者を選びお願いしておく必要があるものです。こういった乾杯の音頭というのは、会の始めに行なうものでその会を盛り上げるためにも、とても重要な役割をしています。
やはりこういった挨拶も肩書きが上の人にお願いをするものですが、元気で張りのある声の方にお願いしたいものですね。
4.挨拶の終わりにはお礼を
司会をしているとうっかりと忘れてしまいがちなのが、挨拶をした人へのお礼です。会を進行しなければならないという緊張感と、進行しているバタバタ感でうっかり忘れてしまいがちですが、必ず挨拶が終わった後には、「○○様ご挨拶をありがとうございました」という感謝の意を表すことが大切です。
5.同じ役職は年功序列
挨拶をお願いする人を決める時、肩書きが上の人から順にお願いしていくものですが、同じ役職の人がいた場合はどのように決めたら良いのでしょうか。
司会を任された時点で、挨拶をお願いする人を決めますが役職が重なった場合は、基本的に年功序列で決めることが良いとされています。
もし、人選に迷うようなら直属の上司や先輩などに相談して決めることが一番良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
司会の挨拶で気をつける作法(マナー)をご紹介しました。司会をするというチャンスの少ない事だからこそ、きちんとした作法をもって成果を出したいものですよね。挨拶など分からないことは、早めに上司や先輩に相談するとスムーズに司会をすることができるのです。
司会の挨拶で気をつける5つのマナー
- 挨拶の順番は覚えておく
- 挨拶のお願いは前もって
- 乾杯の音頭は大切
- 挨拶の終わりにはお礼を
- 同じ役職は年功序列