ビジネスマンであれば、上司やクライアントから企画書の提出を求められ、企画書を作成する機会が多くあると思います。
企画を形にする第一歩として説得力のある企画書を作ることがとても大切です。企画がいくらよくても、それが形にならなければ評価や実績にはつながりません。企画実現のための最初の関門が企画書なのです。
企画書の作り方ひとつで企画の実現性が変わってきます。では、説得力のある企画書の作り方とはどのようなものでしょうか?
説得力のある企画書の作り方
通したい企画があるならば、まずは説得力のある企画書の作り方をマスターする必要があります。上司やクライアントなど企画書を提出する相手に、企画内容を十分に伝えられるような企画書の作り方にはコツがあります。
今回は、そのような説得力のある企画書の作り方をご紹介します。
1.タイトルで目を引く
企画書の表紙や文頭にくるタイトルは、内容が一目で具体的に伝わるようなものにする必要があります。
例えば、「生産ラインBの業務効率化に関する企画」よりも「○○ソフト導入による生産ラインBの業務効率30%改善に関する企画」のほうが、ソリューション手段やどれくらい改善できるかの数字が入っており、具体性があります。
できる限り、内容を具体的にイメージできるタイトルになるよう、作り方を工夫しましょう。
2.アジェンダで全体像を示す
説得力のある企画書の作り方の二つ目のポイントとしては、内容に入る前に全体を把握してもらうためのアジェンダの作成です。
全体像を示すことで読み手に企画書の流れをインプットし、企画書を読み込むための準備をしてもらいます。
アジェンダの作り方としては、目次とその補足程度のシンプルなもので大丈夫です。アジェンダで企画書の骨子を示しましょう。
3.企画の目的を示す
企画で何を実現するのかという目的を示すことは、企画書の作り方の肝とも言えます。
企画の目的とは、この企画書で提供するソリューションがどのようなものか、誰に、どのような恩恵が、どれくらいあるのかということです。これらを具体的に示しましょう。
作り方のコツとしては、企画に「目新しいものがあり、役立ちそう」と感じてもらえるような内容を心がけることです。
4.企画の根拠を示す
企画書の実現性を裏付けるものとして、目的に対する根拠を示しましょう。
ここでは企画のニーズや実現性を、図や数字を使ってビジュアル的にもわかりやすく表現することが重要です。
企画を潜在的、顕在的に望んでいる人がどの程度存在するのかを調査し、数字に表したり、企画の実現に要する期間と費用を示したり、ソリューションによる恩恵や改善を視覚化するなどにより、企画の目的の根拠を明確にしましょう。
5.企画の詳細を示す
ターゲット、ソリューション、予算、期間、人員など企画の構成要素を項目ごとに記載していきましょう。
作り方としては、箇条書き形式や表形式で記載するとわかりやすいでしょう。企画書において詳細を示すことは、企画をより具体的にイメージしてもらうために大切なものです。
6.実行計画を示す
企画書にとって実行計画は、絵に描いた餅ではないことを証明するためのとても大切な項目です。
そのため、実行計画は現実的なものである必要があります。
現実的な実行計画の作り方としては、ただ単にタスクと期間を羅列するのではなく、例えば「企画書作成者がタスク担当者に情報提供をした時点からそれをもとに作業を遂行する」など、誰のアクションで誰がタスクを実行していくかという、責任の所在とアクションをはっきりさせた進行を意識するとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
企画の目的と根拠、実現性を具体的に、そしてわかりやすく示すための企画書の作り方がご理解いただけたかと思います。
企画の段階でどれだけ青写真がイメージでき、それを伝えることができるかが説得力のある企画書の作り方でのポイントになります。
説得力のある企画書の作り方
- タイトルで目を引く
- アジェンダで全体像を示す
- 企画の目的を示す
- 企画の根拠を示す
- 企画の詳細を示す
- 実行計画を示す