あなたは部下をもっていますか? 仕事を始めたばかりの頃は上司や先輩の下で活動をしていたのが、ビジネス経験を積むうちに、部下をもつようになります。
部下のマネジメントも仕事の一つになりますが、これが上手くいくことはビジネスの成功を左右する重要なところです。
部下のマネジメントを上手に行うためには、どのようなポイントがあるのでしょうか?いま一度、マネジメントのポイントを見つめ直し、ビジネスを成功に導きませんか?
部下のマネジメントを上手に行う6つのポイント
部下のマネジメントを上手に行えば、効果的にビジネスを成功に導くことができます。マネジメントは実務経験が長ければ誰にでもできると思われがちですが、おさえるべきポイントがあります。
部下のマネジメントを上手に行うための6つのポイントをご紹介します。
1.自分を知る
部下のマネジメントをするためには、まず自分のことを理解することから始めましょう。自分にできることとできないこと、やっていることとやっていないことを整理しましょう。
意外かもしれませんが、部下は上司のことをよく観察しています。上司が部下を観察する以上によく見ています。上司たる自分がどのように映っているのか知ることで、マネジメントのポイントも変わってきます。
2.部下を知る
自分の部下がどのような人物であるのか知ることも、もちろん重要です。
部下の得意なことと不得意なこと、実行してきたことと経験がないことを掌握します。どの部分を伸ばし、何を抑えるべきか、組織で活動していることを念頭に、考えましょう。
マネジメントを、コントロールをすることだと誤解する人もいますが、実はマネジメントは適材適所に部下を導くことです。そのためにまず、部下をよく理解しましょう。
3.ターゲットを決める
部下を持つということは、少なくとも数名規模の組織を持つことを意味します。自分を含めたこの組織で、仕事上どのような役割が求められているのかを理解し、その上で、組織としてのターゲットを明確にします。
そして、そのターゲットに到達するためにどのような人材が必要なのか構想を練るのです。
最初から全ての条件を満たしている人材が部下であれば言うことはありませんが、通常は何か欠けるものです。求められる人材を追加したり、すでにいる部下に条件を与えるなどして、組織としての役割を果たせるように進めましょう。これこそマネジメントとして求められるところです。
4.定期的に進捗確認する
部下に与えたターゲットの進捗状況を定期的に確認することを忘れてはなりません。この活動がマネジメントにおいては重要になります。
与えたターゲットに対して回り道があったとしても、自力で進んでいるかどうかに注目しましょう。このような部下を持てれば、組織としてとても強くなります。
進捗が遅い、もしくは方向性がずれてしまった時は、計画の見直しやターゲットの見直しも必要になります。部下の能力や資質が不足しているようであれば、その底上げをはかるような指示やサポートを行います。
このようなサポートが、マネジメントとして大切な要素になります。
5.部下の信頼を得る
部下は、上司に評価されるように努力をします。それに応えるように、上司も信頼を得られるように努力し続けなければなりません。マネジメントをする上で信頼を得ることは、大変重要です。
上司といっても万能ではないため、内容によっては部下の方が得意な場合もあります。その時は素直に部下の能力を認め、最大限に活かすように努めることがマネジメントに求められます。
上司は部下より優れていると考えがちですが、部下の方が上司より優れていることはよくあることです。それでも信頼を得ていれば、部下を動かすことができます。
6.何時でも相談にのる
部下のマネジメントにおいては、都度細かく指示を出してはなりません。部下の主体性に任せ、行きづまったときにはいつでも相談に乗れるよう、心がけましょう。
相談を受ける時には、多少のことは差し置いても、部下の話を受け止めてください。そのうえで適切なアドバイスをするようにしましょう。
相談もないうちに指示を重ねてしまうと、部下は指示待ちになってしまい、自分から活動をしなくなります。上司の指示どおりにやっているかを確認することが部下のマネジメントになってはなりません。
上司の示した指針や戦略、ターゲットに向かって、常に自らが活動できるような環境を整えるが上司の役割であり、マネジメントなのです。
まとめ
いかがでしたか。
部下をマネジメントすることは、部下を自分の思い通りに動かすことではなく、設定したターゲットに向かい活動を行えるよう管理していくことを意味します。
マネジメントをする立場にであれば、部下を含む組織をどのように活かし結果を出すのかを注視して活動していきましょう。
部下のマネジメントを上手に行う6つのポイント
- 自分を知る
- 部下を知る
- ターゲットを決める
- 定期的に進捗確認する
- 部下の信頼を得る
- 何時でも相談にのる