面接で自分をうまくアピールすることは容易ではありません。なぜなら、相手にする面接官は面接のプロであり、あなたの用意する答は何度となく既に使われてきたものの可能性が高いからです。ありきたりの台詞でアピールできるポイントは、忠実に台詞を覚えることが出来る生真面目さくらいのものです。面接ではありきたりの台詞ではなく、自分をさらけ出す必要があります。
では、面接官に刺さる自分をアピールするときのポイントとはどのようなものでしょうか?
面接官に刺さる自分をアピールするときのポイント
面接官にはありきたりの台詞は通用しません。見たいのはあなたが戦力になるかどうかです。具体的には「実践力、リーダーシップ、協調性、やり抜く力、論理的思考、向上心」は最低限チェックするポイントです。面接官に刺さる自分をアピールするときのポイントをお伝えします。
1.実践力のアピール
企業が一番欲しいのは即戦力となる人材でしょう。研修が長いほど企業にとってはマイナスですし、実務経験がない人間を採るのは企業にとってはリスクであり、できれば避けたいものです。そこで自分の実践力をアピールする必要が出てきます。
実践力をアピールするには実務経験にポイントをフォーカスします。それ以外にも業務に活かせそうな経験にポイントをフォーカスしてアピールするのも十分効果的です。
経験は嘘をつきませんが、編集することが可能です。自分がこれまでやってきた経験や実績を、うまく業務に繋げることにポイントをフォーカスし、実践力を最大限にアピールしましょう。新卒者や実務未経験者でも業務への適性があると見られば採用の可能性がぐっと高くなります。
2.リーダーシップのアピール
企業はただの歯車になることを求めてはいません。将来的には組織を動かし会社の成長に貢献するリーダーの素質を見ています。
リーダーシップのアピールは多少大げさに行うのがポイントです。自分のこれまでの経験で組織をまとめたことがあれば、例え小さな組織や短時間のグループであっても経験としてアピールしましょう。
3.協調性のアピール
いくら秀でたプレーヤーであっても、協調性がなければ組織が機能しません。多くの企業ではユニークで孤立した人より協調性がある人を好みます。協調性のアピールにはサークル活動などの集団生活の経験や、いかに友達を大事にするかを話すのが効果的でしょう。終始和やかに話すのがポイントとして大切です。
4.やり抜く力のアピール
忍耐力や実行力のない人が多いという話がありますが、やり抜く力はどんな業務に就いても必要なものです。企業にとって、途中でドロップアウトされるほどの痛手はありません。ですので、あなたは自分が安心して長く業務を任せられる人間だということをアピールポイントに盛り込む必要があります。
自分が困難な状況に陥ったけど、やり遂げた経験を用意し、アピールしてください。
5.論理的思考のアピール
自分の経験では示しにくいのが論理的思考です。これは面接官との受け答えに出てしまう部分です。面接の練習時や普段から、結論を言ってその理由を3つ言うなどの論理的思考の訓練をしておくことが、自分が論理的思考を培うポイントになります。
また、プレゼンテーションの動画などを見てポイントを押さえた論理的思考を学ぶのも効果的です。
6.向上心のアピール
向上心をアピールするのは簡単なようで実は難易度が高いものです。「御社に貢献したい、熱意を持って取り組む所存」などのありきたりな台詞だけでは面接官に響きません。ですので、自分が実際業務に興味があることや、自分の興味あることに対する探究心をアピールすることが向上心のアピールする上でのポイントになります。
熱意や向上心は本当に好きなことを話すときに自然に現れます。自分を作るよりも経験や態度をアピールポイントとしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
基本的なアピールポイントをお伝えしましたが、企業によってはプラスアルファで数字の分析能力や語学力など特定に分野を重視するところもありますので、調べて対応しましょう。
素の自分をいかに編集してプレゼンテーションするかが自分をアピールする上でのポイントになります。
面接官に刺さる自分をアピールするときのポイント
- 実践力
- リーダーシップ
- 協調性
- やり抜く力
- 論理的思考
- 向上心