あなたはマーケティングに関わったことがありますか?
ものやサービスを売る際や企画を立てる際に市場を調査したりキャンペーンを実行したことがある人も多いでしょう。こういった活動もすべてマーケティングの手法を用いて行っているのですが、気が付いていない人もいるものです。
特に昨今はインターネットの普及でBtoBでもBtoCでも、マーケティングの手法が多様化しています。あふれる情報の中で、どのようなマーケティングの手法が効果的なのか、見えなくなっている人が多いのも事実です。
ここで基本に立ち返り、マーケティング手法の王道とはどのようなものがあるか、振り返ってみませんか?
目次
マーケティング手法の王道7選
ビジネスを行うにあたり、見込み顧客を得ることはとても重要な課題です。そのためのマーケティング手法にも様々なものが見られるようになりました。
多様化したマーケティングの手法の中で正攻法を知り、自分の会社や状況に見合ったマーケティング手法をとれるよう、マーケティングの王道7選をご紹介します。
1.市場調査やアンケート活用
すでに調査された結果を用いたり、新しく調査を行ったり、幅広く情報を得ることが可能なマーケティングの手法です。市場動向や分析に基づく結果をまとめたもので、ターゲットに対して裏付けのあるデータを示すことができます。
調査結果のデータを裏付けとした企画などは説得力がありますし、そのデータを用いて公に発表することで、さらにPRへとつながることが期待されます。
タイムリーに市場調査やアンケートを行うことが必要であり、その分析にも時間を要するため、短期間で進めなければならないマーケティング手法です。既存のデータやレポートを利用することで、その時間や負担を短縮することも可能でしょう。
2.テレマーケティングは未だ健在
最近は減ってきたといわれていますが、ターゲット層に直接電話をかけて新規見込客を捕まえるマーケティング手法です。
昨今は携帯電話の普及から思ったように電話がつながらないケースも増えていますが、一度電話がつながれば相手の反応を知ることは容易です。
直接コミュニケーションができることがテレマーケティングの最大の魅力です。匿名で話ができるために相手も心を許して本音を言えることもあり、有益な情報を得ることができるマーケティングの手法です。
3.ダイレクトメールを送る方法
古典的なマーケティングの手法ですが、現在も有効として活用している企業は多くあります。サンプルやカタログなど商品やサービスを案内する資料を送り、ダイレクトにうったえることができます。
残念な点は相手が開封して内容物を確認しているか否か、わかりにくいことです。そのため、ダイレクトメールによるマーケティングはテレマーケティングと併用することで、有効な手法となります。先にダイレクトメールを送り、しばらくしてフォローアップとしてテレマーケティング実施することで、資料が確実に手元に届いているか知ることが出来るだけではなく、顧客が満足しているか否か知ることもできます。
実際に郵送するコストはかかりますが、一軒ずつ訪問をしてマーケティングを行うより遙かに効果的な手法といえます。
4.メディアを通じた広告活用
古くからマーケティングの手法として雑誌や新聞、TVなどメディアを使った広告は有効とされています。
新聞への広告掲載は多くの読者を期待できますが、ターゲットが必ずしも目にするとは限らず、一日限りのことがほとんどです。そのため、効果があったか否か、測ることが難しいのが特徴です。
雑誌となると専門性がみられるため、ターゲットに近い場所でマーケティングを行うことができる手法といえます。この場合、週〜月単位で掲載してターゲットの目に多く触れるようにすることで、より大きな効果が期待できます。
TVなどはCM以外にも様々な形態でマーケティングの手法に取り入れられていますが、CM一コマにしても高額であることと、準備に時間を要するため、TVをマーケティングの手法に取り入れることができる企業は限られています。
昨今はインターネットが、安価で高い効果を期待できるマーケティングの手法として広まっているのは言うまでもありません。
5.展示会やイベントに出展する
展示会は古くからあるマーケティングの手法です。業界関係者やターゲット客が集まる機会であり、その場で多くの人に、新商品やサービスを紹介することができる点が非常に効果的です。
展示会では、自社の展示スペースの見せ方も含めた企業イメージのPRや、来場者の集計やアンケート調査も同時に行うことができる絶好の機会です。ブランド力のある企業であれば、イベントを通じてメディアに取り上げられることもあるため、有効なマーケティングの手法といえます。ブランド力がなくても、この場での見せ方や発表の方法次第で、市場でのポジショニングを上げることも可能です。
6.セミナーを開催する
展示会やイベントとセットにすることで更に効果を期待できるのが、セミナーを開催することです。自社や製品、サービスのPRにつながるだけでなく、セミナー参加者の情報を得ることで、どのような人や企業が関心を持っているのか知ることができる貴重なマーケティングの手法です。
有料セミナーと無料セミナーとあります。どちらも参加者が集まらない場合には目的を達成することができずにリスクとなりますが、一度開催できれば、質疑応答の時間などを通じて、直接ターゲットとコミュニケーションできる魅力的なマーケティングの手法といえます。
7.プレスリリースを行う
プレスリリースは、昨今のIR活動の充実やインターネットの普及に伴い、その影響も高まっているマーケティング手法です。新製品やサービスだけでなく、新しい事業開始の案内など、様々な内容を発信できます。
プレスリリースの作成は自社で行うことができますが、広く伝えるためにはメディアに取り上げてもらうことが大切です。メディアはプレスリリースを解釈し、良い面も悪い面も広めていくことになるため、その影響度合いを十分に考慮して行うことが求められるマーケティングの手法といえます。
まとめ
いかがでしたか。王道のマーケティング手法は古くからあるものですが、昨今はインターネットの普及とメディアの多様化により、組み合わせ型が増えています。
時の流れも市場の動きも早くなっています。マーケティングも、王道の手法に加えて、新しい手法も取り入れていきましょう。
マーケティング手法の王道7選
- 市場調査やアンケート活用
- テレマーケティングは未だ健在
- ダイレクトメールを送る方法
- メディアを通じた広告活用
- 展示会やイベントに出展する
- セミナーを開催する
- プレスリリースを行う