仕事を円滑なコミュニケーションはできていますか? 仕事は組織や社内外の関係者や顧客と連携しながら進めるものです。連携することは簡単なようで難しいということを知っている人は多いのですが、なぜ難しいのか?を理解している人は以外と少ないものです。
仕事を進める上で、周囲の人たちと意思疎通を行うためには、コミュニケーションスキルが重要です。コミュニケーションスキルとは、適確な情報を適確なタイミングに発信すると同時に、相手の発信する情報を適確に理解し、消化することにあります。
コミュニケーションスキルをアップさせることで、仕事を推進させて成果を上げることに繋げてみませんか?
目次
コミュニケーションスキルを上げるための7つの方法
コミュニケーションスキルを上げるのに日々漠然と過ごしていては、とても時間がかかってしまいます。コミュニケーションスキルを使って仕事で成果を上げるためには、それなりの努力が必要です。
コミュニケーションスキルを上げるための7つの方法をご紹介します。
1.メモを取らずに話を聞く訓練をする
打ち合わせをしたり、セミナーに参加したり、仕事において人の話を聞く機会は多くあります。その時に、多くはメモを取ったりするものですが、メモをとっている間に話が止まっていることは殆どありません。
通常はメモを取っている間も、話は進んでいくのですが、メモを取っている間は無意識のうちに話が聞けていないものです。熱心にメモを取っていると、良く話を聞いているな、という印象を与えますし、自分もその気になります。
しかし、実際には大切な流れやポイントを聞き逃していたり、理解違いをしていることも多いのです。そのため、メモを取らずに話を聞き、その内容を理解し記憶に留める訓練をしましょう。
大切な会議などでメモを取らないことは不安に思うでしょうから、最初は身近な社内の打ち合わせなどから始めてみましょう。人の話を良く聞き、その内容を理解し記憶にとどめることは、コミュニケーションスキルを上げるために重要な第一歩です。
2.話を聞きながら考える
打ち合わせ等でメモを取ることを極力控えるようにすると、人の話に集中することができるようになります。その中で、相手の話していることについて、色々考えることを実行しましょう。
例えば、自分の考えと違っていたり、理解できないことなどが出てくる可能性が有ります。出てきた疑問点や相違点について後で質問することを心がけましょう。このような訓練がコミュニケーションスキルアップには欠かせません。
3.目を見て話を聞く
コミュニケーションスキルをアップする方法として、相手の目を見て話を聞くことが挙げられます。目は口ほどにものを言うというように、人の目は大変敏感なものです。相手がどれ程真剣に話をしているのかを感じることができ、そして相手にも聞き手がどれだけ真剣に話を聞いているのか伝えることができます。
耳から入る情報として話言葉は大切ですが、アイコンタクト、アイキャッチというように、人の目は音声の情報を補います。コミュニケーションスキルをアップする上において、この目の力を取り入れることが大変重要です。
コミュニケーションを取っている相手の真意をつかむことが、仕事においてもプライベートにおいても欠かせません。そのコミュニケーションスキルを上げるために、是非とも目を見て話を聞く訓練を行ってください。
4.会話の途中で相槌を打つ
コミュニケーションスキルのある人は、会話を行っている時、話している内容に対して、適切な相槌を打っています。一心不乱に話を聞いている態度をしていても、頭の中では別のことを考えている人はいるものです。これは相手に対して、話を聞いているというサインを送る大切なコミュニケーションスキルなのです。
特に言葉に出さなくても、うなづくだけでも十分なサインになります。もし相槌で話を遮るようでは、やりすぎです。あくまでも、発言や会話を妨げない範囲で行うことが重要になります。
このようなコミュニケーションスキルは、簡単に身に付くものではありません。日々の努力が欠かせません。
5.例を挙げて伝える
相手の言いたいことや言っていることを適確につかむのと同時に、自分の考えを伝えることは重要なコミュニケーションスキルです。自分の言いたいことを伝える時に、勢いで話してしまう人が多くあります。しかし、多くの場合、自分にとっては満足が得られても、それほど伝わっていないものです。それは、自分の考えていることは相手に伝わると無意識に思っていることが理由です。
コミュニケーションスキルのある人は、相手が自分の考えを理解することは難しいことだという立場で意思の疎通を図ります。そのため、具体的な例を交えながら、記憶に残りやすい、分かりやすい伝え方になるのです。コミュニケーションスキルをアップするためには、些細なことでも具体的な例を交えた説明や情報発信を心がけましょう。
6.大切な点は繰り返す
テレビコマーシャルではキャッチフレーズを何度も繰り返す手法が見られます。これは同じことが何度も繰り返されればされるほど、人の記憶には残るからです。一つのコマーシャルの中で同じフレーズを何度も使うだけでなく、同じコマーシャルを何度も繰り返し放映することで、更に記憶に留めるのです。
人のコミュニケーションスキルにも同じことが言えます。大切な点については何度も繰り返して伝えます。一回の会話の中で何度も大切な点については繰り返しをしましょう。コミュニケーションスキルアップに大切な要素です。
一度話をするだけでなく、同じような会話や説明は機会を改めて何度も繰り返すことで、如何に大切なことであるのか相手に伝わるものです。これもコミュニケーションスキルには大切なポイントです。
つまり、同じ相手に対して考えや思いを伝えることを何度も行うことが、コミュニケーションスキルアップには必要なのです。大切なことは一度だけでなく、何度も繰り返し伝えていきましょう。
7.コミュニケーションを多く取る
コミュニケーションスキルをアップするには、様々な要素が係わりますが、コミュニケーションを取る機会を多く持つことがコミュニケーションスキルアップには有効なのは言うまでもありません。
様々な人やケースにおいて、会話をしたり、メールを送ったり、電話をしたりなど、多くの接点を持つことで、相手のことを良く知ることができ、同時に自分のことを相手に知ってもらうことができます。これらを数多く経験することがコミュニケーションスキルアップに直結します。
ベテランの営業マンや講演者が、相手を巧みに話に引き込んでいくことができるのは、コミュニケーションスキルがあるからですが、そのコミュニケーションスキルは経験から養われている部分が多いのです。
まとめ
いかがでしたか。
コミュニケーションスキルのアップは、基本的なことばかりです。できるだけ多く人と接する機会を設け、相手のいいたことを分かりたいという好奇心と、自分のいいたことを分かってし欲しいという熱意で、コミュニケーションスキルをアップしましょう。
コミュニケーションスキルを上げるための7つの方法
- メモを取らずに話を聞く訓練をする
- 話を聞きながら考える
- 相手の目を見て話を聞く
- 会話の途中であいづちを打つ
- 例をあげて伝える
- 大切な点は繰り返す
- コミュニケーションを多く取る