ボーナスとは、労働基準法で定められた制度ではない事は皆さんご存知ですよね。ボーナスは、会社側からの恩賞であり臨時収入なのです。
しかし、現在正社員がボーナスの支給を受けるのは、当たり前と言われていて、シーズンになると、ボーナスの話題一色になりますし、住宅やカーローン等、ボーナス払いを組み込んで考えるのが一般的となっています。
しかし、近年多くなってきた契約社員に関してはどうでしょう。契約社員と言うと、ボーナスの支給無というイメージがありませんか? 実は契約社員でもちゃんと、ボーナスの支給対象となり得るのです。
では、契約社員でもボーナスの対象となるには、どんなポイントに注意すれば良いでしょうか?
契約社員がボーナスを貰う時の5つのチェック
契約社員に対して、ボーナスを支給する企業が近年多くなってきています。今は正社員に留まらず、雇用形態の選択肢が増え、契約社員の中にも優秀な人材が含まれている事も、ボーナスが支給される大きな理由と言えるでしょう。
今回は、契約社員でボーナスの支給を受ける時のチェック項目を5つご紹介します。
1.雇用契約書を要チェック
契約社員の場合、就労する前に締結する雇用契約書が全てとなります。その雇用契約書には、ボーナス支給の有無を必ず書く事となっています。企業側から契約提示があったら、まずその点を確認することを忘れてはいけません。
契約を結んでから、ボーナスの支給を求めても、受け入れられることはまずないでしょう。契約社員の場合は、最初が肝心なので、雇用契約書をしっかり把握し、見落とさないことが要チェックをする点です。
2.交渉が要なり
契約の提示あり、ボーナス支給が無となっていても、残念がる必要は全くありません。契約社員の場合、交渉する機会が与えられるからです。
また、その時はダメでも、雇用契約は1年間の企業が多いため、次の更新時に、実力を見てもらった上で、ボーナス支給の判断を企業側にしてもらう事も可能です。
1度ダメだったらと諦めず、契約ごとに交渉をしていくことが要となります。
3.業績アップで恩賞ゲット
契約社員の場合、雇用契約書にボーナスが支給されるとの一文がないと、基本的に受け取ることは不可能だと、前項でお話ししましたよね。しかし時と場合によっては、支給対象になる事もあるのです。
企業の決算で、大幅に黒字を出したり、プロジェクトに参加していて、その業績が認められた場合等、契約社員でも、特例でボーナスを支給してくれる企業も、今は増えてきています。
契約社員の場合、努力して認められれば、雇用契約は優遇されます。すべて自分の実力で勝ち取るものだと認識するのが、ボーナスを受け取る為の近道です。
4.年俸制を上手く活用
契約社員の場合の賃金は、基本的に年俸制を取り入れてる企業が多いと言えます。年俸制とは、1年間の受け取る金額を契約で交わし、その年間支給額を12か月に分けて支給を受ける方法です。
しかし中には、12か月で割るのではなく、ボーナス分も踏まえて、年間14か月で割り、2か月分をボーナスとして支給されるように、契約を結ぶ人も増えていますし、その支給方法を受け入れる企業も多くなりました。
ただし、その際の年俸金額の交渉は、月々の給与及びボーナス分を念頭に置き、交渉することが必要となってきますので、その額を企業が受け入れてくれるか否かが大きな鍵となります。
5.貰えるだけ良しと思うべし
契約社員のメリットは、企業に縛られることなく、自分のライフプランに合わせて就業時間や休暇を選ぶことだと言えます。正社員に比べて、自由な雇用形態となっているのは明らかですよね。
その点から、賃金面は正社員に比べ抑えられている為、ボーナスの金額も、正社員に比べだいぶ低いのが現状です。
正社員と比較したら、ボーナスは少ないかもしれませんが、契約社員のメリットを思い出し、貰えただけ良いんだという気持ちを忘れずに持つことが、モチベーションを下げずに働く為の術となります。
まとめ
いかがでしたか?
契約社員にボーナスが出るには、仕事に対しての評価が大変重要となってきます。それなりに働いてる人は、それなりのボーナスにしか支給されませんし、努力して結果を出してる人には、企業側も恩賞を厚くするのです。
契約社員だからと言って諦めるのではなく、自分の実力でボーナスをゲットしましょう!
契約社員がボーナスを貰う時の5つのチェック
- 雇用契約書を要チェック
- 交渉が要なり
- 業績アップで恩賞ゲット
- 年俸制を上手く活用
- 貰えるだけ良しと思うべし