仕事をする中で、なかなか思った通り進まないという経験はありませんか? どんな課題や案件にも目標があり、ただ実現するだけでなく、効率的に成果を上げることが要求されます。
たとえ目標に到達したとしても、同僚やチームの人たちと比べて、仕事が早すぎても遅すぎても効率的とは言えないのです。周りと足並みをそろえて仕事を進めていくには、「段取り」をすることが大切です。
「段取り」とは「物事を行う順序や手順や、その準備」を意味します。つまり「段取り力」とは、仕事を行う準備をする能力になります。
思い通りに仕事の成果が出ない人は、是非「段取り力」を意識することから始めてみませんか?
段取り力を高める6つのポイント
段取りができれば、仕事の6割はできたと同じ、といわれるほど重要なものです。しかしそれが出来ない人は意外にも多いものです。
確実に成果を上げていくのに重要な段取り力を是非身に着けていきましょう。段取り力をつける6つのポイントをご紹介します。
1.すぐにとりかからない
仕事を与えられると、すぐにでもとりかかってしまう、ということはよくあります。早く着手すれば、それだけ余裕ができると考えがちですが、急がば回れです。
まず一呼吸置くことをお勧めします。一呼吸おいて、段取り、つまり仕事を行う準備をしましょう。
2.目的と目標を明確にする
これは段取り力をつけるにあたり、最も重要なポイントです。仕事を与えられた時に、相手の求めているものを明確につかみましょう。
お客様や上司に依頼された時に、事細かに指示がある時もあるでしょう。逆に漠然としたターゲットだけを与えられる時もあるでしょう。何を目指して進めていかなければならないのか分からなければ、留意する点も見えてきません。
段取り力をつけるには、ターゲットを理解することが第一歩です。
3.締め切りを理解する
段取り力をつけるには、いつまでに成果を出す必要があるのかをしり、それに伴った計画を立てることが大切です。
せっかく目標に到達しても、それが予定していた期日より遅ければ価値がなくなってしまいます。段取り上手な人は、必ずと言って良いほど計画を立ててから、物事に着手しています。
4.計画の見える化を図る
計画を立てても、頭の中に描いているだけの人も多くみられます。計画表などを作り、見える化を図り、進捗が分かるようにしましょう。
具体的に見えるようにすることで、自分の頭の中の整理もできます。また一緒に仕事をしている仲間や相手にも、状況を伝えやすくなります。
自分の状況を相手に伝えるのと同時に相手の状況を理解することが段取り力アップにつながります。
5.柔軟性をもつ
仕事を進めていくと、想定外のことが起こることがあります。その時は焦らず、柔軟性をもって対処することが大切です。
段取り上手な人は、必ずと言っていいほど、仕事を進めるにあたり、微調整を繰り返しています。それは常に相手や自分の状況をつかみ、最適な状況を探っているからなのです。
6.視野を広く!
段取り力の仕上げは、全体を見渡すことです。周囲に合わせていると、最終目標に到達できない、ということも出てきます。
その時は周りを引っ張り、案件を進めていくことも必要になります。
いかがでしょうか。
余裕のある行動ができれば、段取り力をよりアップすることができます。段取り力を意識することで、周囲との協調性をもって仕事を進め、より高い成果を期待できるようになります。
是非これらを意識して行動してみてください。
まとめ
段取り力を高める6つのポイント
- すぐにとりかからない
- 目的と目標を明確にする
- 締め切りを理解する
- 計画の見える化を図る
- 柔軟性をもつ
- 視野を広く!