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【Excel講座】OFFSET関数を使い特定のセルを検索する5つの手順

2015年2月10日 by Gen

Excel_OFFSET_5

ExcelのOFFSET(オフセット)関数は基準となるセルを指定し、基準となるセルから行数、列数で指定した値の位置にあるセルを参照します。書式は、OFFSET(基準,行数,列数,[高さ],[幅])です。「高さ」、「幅」を指定すると、参照したセルからの範囲指定もできます。
ここではExcelでOFFSET関数とMATCH関数を組み合わせた、セルの検索の手順について説明します。



目次

  • ExcelのOFFSET関数でセルを検索する5つの手順
    • 1.表の確認
    • 2.検索値の入力
    • 3.関数の入力
      • =OFFSET(B8,MATCH(C3,B9:B11,0),MATCH(C4,C8:H8,0))
    • 4.検索結果の確認
    • 5.エラーの回避
      • =IF(AND(C3“”,C4“”),OFFSET(B8,MATCH(C3,B9:B11,0),MATCH(C4,C8:H8,0)),””)

ExcelのOFFSET関数でセルを検索する5つの手順

Excelで作成した月別販売実績表で説明します。支店名と月を検索値にして、OFFSET関数とMATCH関数を組み合わせて検索します。MATCH関数で支店名と月の位置を取得し、OFFSET関数にその値を代入し、検索結果を表示させます。

1.表の確認

セルC3に検索する支店名、セルC4に検索する月それぞれの入力欄があります。
セルC5に関数を入力します。

Excel_OFFSET_1

2.検索値の入力

ここでは支店名に「B支店」、月に「7月」を入力します。

Excel_OFFSET_2

3.関数の入力

OFFSET関数の「基準」をB8にします。
MATCH関数の検索範囲を「支店名」はB9からB11、「月」はC4からC8にします。
セルC5に

=OFFSET(B8,MATCH(C3,B9:B11,0),MATCH(C4,C8:H8,0))

を入力します。

Excel_OFFSET_3

4.検索結果の確認

セルC5にB支店の7月の販売実績が表示されました。

Excel_OFFSET_4

5.エラーの回避

検索値の入力欄が入力されていないと「#N/A」のエラー表示が出るので、IF関数を使って回避します。
セルC5の関数を

=IF(AND(C3<>“”,C4<>“”),OFFSET(B8,MATCH(C3,B9:B11,0),MATCH(C4,C8:H8,0)),””)

に修正します。

Excel_OFFSET_5


入力した検索値がない場合は「#N/A」のエラーが表示されます。この使い方以外にも、「高さ」にCOUNTA関数でカウントした列のデータ個数をセットすれば、データが追加、削除されても、常にデータのある範囲を指定できます。ExcelのOFFSET関数は、理解すると便利な関数なので活用してください。

まとめ

 ExcelのOFFSET関数でセルを検索する5つの手順

  1. 表の確認
  2. 検索値の入力
  3. 関数の入力
  4. 検索結果の確認
  5. エラーの回避

Filed Under: OFFSET関数 Tagged With: Excel, OFFSET, エクセル




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