年々早まっていた就活期間も、政府からの要請があり、就活開始が繰り下げられる事が決定しました。その結果、企業側の選考日数が大幅にカットされたことにより、企業側が提示してくる選考方法も大きく変わる傾向にあると言えます。その中でも、一部企業で採用されていたグループワークが今後各企業で増える傾向にあり、就活も今後方向性が変わっていくことが予想されます。近年増えてきたグループワークは、チームワーク主体で進めていく課題です。チームの中で、輝く存在にならなければ、就活を勝ち抜くことが出来ません。では、グループワークを成功へ導くためには、どのような点に注意をすれば良いでしょうか?
就活を成功に導くグループワーク5つのテクニック
グループワークは、ディスカッションに比べ企業側が求める選考基準が多いため、難易度が高いと言われています。チームプレーなので、他の就活生に紛れてしまって自分を出すことが出来ず、失敗に終わった話も多く聞きます。そうならないためにもグループワークを勝ち抜くためのノウハウテクニックを5つご紹介します。
1.役割を把握する
就活生全員同じ立場のディスカッションとは違い、グループワークの場合は進行・タイムキーパー・書記等の役割が用意されています。その役割が適切且つ責任持って行っているか、柔軟な対応で討論を進めることが出来るか等、企業側は責任能力や柔軟性を見ていると言えます。
また、役割に就かない就活生も居ますが、それはある意味チャンスで、自由に振る舞うことが出来るので、役割を持っている人より型にはまることがなく、自分らしさを発揮でき、とてもお勧めなポジションです。どの役割にも言えますが、就活に於いてひときわ目立つ存在になる事は必要ですが、張り切る必要はありません。空回りするだけです。周りのペースに合わせて、チームプレーの中で、自分の役割をしっかり勤めることがグループワークののテクニックの1つです。
2.コミュニケーション能力
毎年経団連が発表する「選考時に重視する要素」を見てみると、企業側が就活生に一番求めているのは、コミュニケーション能力という結果が出ています。そのコミュニケーション能力を判断する上で、グループワークが一番判断基準として適した選考方法なのです。人と話をするだけが、コミュニケーション能力ではありません。人の話を聞き、ちゃんと反対意見等も聞き入れることが出来て、それによって適切な話を繰り広げることが出来るかまでがコミュニケーションなので、その点を取り違えないようにすることが肝心です。就活で培っていく場合もありますが、日々の生活の中で培っていくことが最も重要です。
3.引くことも必要な積極性
企業は、仕事に対して積極的に取り組む社員を求めています。その点から就活をする上でも、積極的な対応はとても重要ポイントです。その積極性を、短い選考期間の中で企業が見極めるには、グループワークがとても適しています。積極的とは、物事を進んでやる事を示しますが、グループワークに於いては、ただ自分の意志をグイグイ進めていくだけでは敬遠されてしまいます。前項でも上げましたが、グループワークはチームプレーです。まず役割を重視し、他の就活者の役割の域に踏み込まない様に注意することも必要です。自分に与えられた事に対して、ドンドン積極的に行動しましょう。
4.協調性も重視
就活で、グループディスカッションではなく、グループワークが採用方法に挙げられる理由として、協調性を見たいという企業が増えています。グループワークは、チームプレーです。協調性が欠けていると、コミュニケーション能力の欠落にも結びつき、仕事の効率・向上の妨げになる場合が多いです。協調性とは、他の就活者を理解し上手く対応し、物事を進める性質や能力のことを言います。ただ人の意見に合わせるのではなく、相手の言っていることを理解した上で、同意することは同意し、違う意見がある場合は、やんわりとその場の雰囲気を壊さず意見を言うことが大切です。しかし中には、協調性と妥協をはき違える就活生もいます。グループワークをする上で、妥協はマイナスポイントになってしまいます。その点を理解して、グループワークで協調性をアピールすることが大切です。
5.リハーサルを必ずしよう
就活で行うグループワークは、事前に課題や役割が発表される事はありません。当日、会場で議題や役割に関して、決めることが比較的多いとされています。だからといって、何も準備もなく行くのは就活の世界では御法度ですよね。議題に関しては、基本的にその業界の課題が出される傾向が強いので、ある程度議題に上がるような話題をチェックし、準備をした上でグループワークに臨む事が望ましいと言えます。
役割に関しても、どの係に任命されても即対応できるように、事前に練習していく事が必要です。そのためにも友達と一緒に、リハーサルをすることがとても有効な手段といえます。
就活をする上で、会場に行く前に練習していくことは、大きな成果へと繋がります。
いかがでしたか? 就活で行うグループワークは、就活生にとっては面接より自分をアピールできる場で、企業側にとっても人材を短時間で見極められる、両者にとってメリットが高い採用方法といえます。
グループワークを勝ち抜くには、チームプレーを忘れずに、自分の立場をしっかり理解し臨むことが成功の鍵となります。
まとめ
就活を成功に導くグループワーク5つのテクニック
- 役割を把握する
- コミュニケーション能力
- 積極的に行動
- 協調性も重視
- リハーサルを必ずしよう