普段何気なく行っているコミュニケーションですが、その能力には個人差があり、当然能力が高いほど有利です。
コミュニケーションは自分の考えを伝えるとともに、人間関係でのポジションを決定するものでもあり、生きる力とも言えます。
その重要性に気づいてもコミュニケーション能力向上の方法がわからない人もいるでしょう。誤った方法で努力してもコミュニケーション能力の向上は期待できません。
コミュニケーション能力向上の要素は、どのようなものでしょうか?
コミュニケーション能力向上のために意識するべき要素
コミュニケーションはキャッチボールです。相手の球をどれだけ絶妙なタイミング・コースで返すことができるかがコミュニケーション能力向上のポイントになります。
今回はコミュニケーション能力向上のために意識するべき要素をお伝えします。
1.即レスを意識する
コミュニケーション能力向上にとって、レスポンスのタイミングを意識することが重要です。
ビジネスであってもプライベートであっても、SNSでのメッセージやメールのレスポンスは早い方が相手のストレスも少なく、信頼性も高まるでしょう。短い文章でもよいので、とにかくすぐに返答する癖をつけることがコミュニケーション能力向上につながります。
2.目的意識を持つ
なんとなく会話していてもコミュニケーション能力向上は期待できません。コミュニケーションには目的や意図がありますので、それをしっかりと意識する必要があります。
もちろん、単にその場を楽しむのもコミュニケーションの目的のひとつです。
しかし、「その場にいる全員が話題に興味を持ち、なんらかのアクションを起こすことを促す」など目的を具体的なものにしていくことで、伝えなければならない項目、そのための言葉選びなど、いつ誰に何をどのようにコミュニケートするかを明確にできます。
それにより、コミュニケーションの質が高まります。
3.過剰なくらい発信する
コミュニケーション能力向上にとって、コミュニケーションの質も大事ですが、同様に重要なのがコミュニケーションの量です。
相手の印象を気にして発信できないことは、コミュニケーション能力向上の妨げになってしまいます。未熟と感じられる内容でもとにかく発信していくことが大切です。
特定の人への発信でもよいですし、Twitterやブログなど不特定の人への発信でも構いません。発信すれば必ずリアクションが生まれます。
こうしたやりとりの機会を多く設けるほど、経験値が上がり、コミュニケーション能力向上にも期待できるでしょう。
4.時間的な負荷をかける
時間的な負荷をかけることはコミュニケーション能力向上にとって必須の要素です。
コミュニケーションの時間的な枠は限られているという意識を持っているでしょうか?特に忙しい人に時間を割いてもらい自分のことを伝えるには、圧縮したコミュニケーションが求められます。
大人数の場で自分の発言に注意が向いている時間は90秒と言われています。日頃から時間的な負荷をかけて、短い時間で発言するトレーニングをしておきましょう。
5.ダイバーシティを促す
言葉の通じない海外で生活した人のコミュニケーション能力向上は、めざましいものがあります。それは多種多様な人達の中で、マイノリティとなる自らの意見を必死で伝えようとするためです。
海外で生活しなくても、多様性は日常生活の中にたくさんあります。職種の違う人達の集まり、年代の違う人達のコミュニティ、専門とは遠い分野の習いごとなどに積極的に顔を出し、マイノリティとして自分の立場から意見を言いましょう。
言葉は立場の違いを伝えるために発達してきました。ダイバーシティを促すことはコミュニケーション能力向上に直結します。
まとめ
いかがでしょうか?コミュニケーション能力向上にはご紹介した要素を満遍なく取り入れる必要があります。
意識するだけでコミュニケーションの内容がまったく違ったものになります。なんとなくではなく、発言のタイミング、質、量、時間、立場を意識したコミュニケーションの機会を作りましょう。
コミュニケーション能力向上のために意識するべき要素
- 即レスを意識する
- 目的意識を持つ
- 時間的な負荷をかける
- ダイバーシティを促す