何か問題が起きた時に、その課題を解決するためにはどのような対処をしているでしょうか。
望ましいとされているものとは現状が違っていると認識された場合が、問題があるとされています。
これを望ましいとされている姿に戻すことが、課題を解決していくことによって可能となります。
そもそも、課題解決へはきちんとした順序を守らないと、本当の意味の解決にはなりません。
ではどのようなプロセスを踏むことが良いとされているのでしょうか?
課題解決のための5つのプロセス
課題を解決するためには、その問題となるものに着眼点をおき、きちんと解決する方法を見つけなければなりません。
その課題解決に導くためには、きちんとしたプロセスを守ることが大切です。
何でもそうですが、プロセスを間違えてしまうと、正しい方向へは向かわなくなるものです。
では、問題解決へのプロセスとはどのようなものでしょうか?
1.問題を認識する
課題を解決するために必要で、絶対に間違えてはいけないのが問題を認識することです。
問題点を間違えて認識してしまうと、解決策への方向性も間違ってしまい、本来あるべき姿にたどり着くまでに、多くの時間を要してしまいます。
本来あるべき姿とはどんな姿なのかを正確に理解していないと、まずは間違いに気がつけません。
どの点を間違えているのか、その問題点をきちんと認識することが課題解決へのプロセスの第一歩となります。
まず、問題が起きたとされる時点で、その問題とは「何が」「どのように」起きているのかを認識します。
そして、次にどの程度の緊急性を要しているのか、どのくらい全行程において重要な問題なのかを把握する必要もあります。
これら全てを把握することで、課題として解決へのプロセスを組んでいくのです。
2.原因を調査・究明する
課題を解決するために必要なことは、原因を調査・究明することが必要となります。
課題を解決したいからこそ、正確な問題の認識とそれを繰り返さないための原因の調査が必要です。
原因を調査したら、どうしてそういう問題が起きてしまったのかと原因の究明することが大切です。
本来あるべき姿に導くためには、どこが原因なのかを究明する必要があります。
間違えた究明をしてしまうことで、再度同じことの繰り返しをしなければならなくなります。
だからこそ、ここで確かなる調査をし、原因の究明をしなければならないのです。
原因を調査する時は、まず現状の調査をする必要があります。
現時点での問題点を調べ、現状を把握しそこから問題の原因となるものを探し出します。
そしてその原因を「どうしてそうなったのか」と問題分析することで解決策の立案へと繋げていくのです。
3.解決策を立案する
課題を解決するための次のプロセスは、解決策を立案することです。
問題点を見つけ、原因の調査・究明をしたら次はその課題をどのように解決していくのかを考えることです。
問題点が見つかれば、解決策がすぐに見つかるというわけではありませんよね。
本来あるべき姿に戻すためには、もしかしたら解決策がいくつもあるかもしれません。
どの解決策が一番適策かという判断を下さなければなりません。
ここで言う解決策の立案に必要な能力は、
- チームで話し合うための「コミュニケーション能力」
- 色々な解決策を提案するための「ツールと知識を活用する能力」
- 新しいものを考えつくことの出来る「発想力」
- これまでの経験を活かすための「過去の事例を探し記憶する能力」
が必要です。
まずは、解決策を立案してそれをチームで話し合うことが、その目的地へたどり着くための近道なのです。
4.解決策を実施する
課題を解決する為の次のプロセスは、立案した解決策を実際に実施することです。
課題を解決するために立案したものだからこそ、実施しなければ意味がありません。
立案した解決策も、実施することによってその案が正しい案だったのかどうかが分かります。
解決策がいくつも立案された時は、どの解決策から試していくのか優先順位をつけておくと良いでしょう。
解決策を実施することをプロセスに入れることによって、問題解決へとさらに近づけることが出来るのです。
5.結果をまとめる
課題解決のプロセスとして忘れてはいけないのが、結果をまとめることです。
結果とは、問題点とその原因を究明した結果、そしてどの解決策が有効だったかなどです。
目的までのゴールの間、同じようなことが原因で起こる問題点というのは案外多いものです。
その時々にどんな対処をしたのかで、課題解決への時間の掛かり方は全く異なるものとなるでしょう。
要するに、似たような問題を起こさないようにするためにも、きちんとした結果をまとめるプロセスはとても重要なキーポイントとなるのです。
まとめ
いかがでしたか。
課題解決の5つのプロセスをご紹介しました。
何か問題が起きた時、このプロセスをしっかりと守ることで結果というのは変わってきます。
だからこそ、課題解決にはプロセスを守ることが大切なのです。
課題解決のための5つのプロセス
- 問題を認識する
- 原因を調査・究明する
- 解決策を立案する
- 解決策を実施する
- 結果をまとめる