改善提案のネタを探すと言われると頭を抱えてしまう人もいるかもしれません。そもそも改善提案とは、一体何でしょうか。
簡単に説明すると、改善提案とは「〜しにくい」と日頃から感じていることを「〜しやすくなった」と改善されるように「こうすれば改善されるのではないか」と提案することを言います。
でも実際に改善提案するようなネタを思い浮かべようとすると、なかなか思いつかないものです。では、改善提案のネタはどのようにして探せばよいのでしょうか?
改善提案をする時のネタの作り方5つのポイント
改善提案のネタは、実は社内や現場を歩けば色々と見つかるものです。
働き始めよりも、長く勤めることで仕事が流れ作業になり改善したいと思うことの意識が薄れているだけなのです。今回はそんな改善提案する時のネタの作り方をご紹介します。
1.他の部署と比較してみる
改善提案のネタを探すには、自分の部署と他の部署を比較してみることによって、意外と見つかるかもしれません。「他の部署は自分の部署と比較して、このような仕事の仕方をしていた」とか仕事の限らず、環境面など自分のところと比べると良い改善をしている点がたくさんあったなど、同じ社内でも部署が違うだけでネタになるものはたくさんあるのではないでしょうか。
2.身近なネタから探してみる
改善提案のネタは意外と身近なところにあるかもしれません。普段自分が業務をこなすうえで、「〜しにくいな」と思うところがあれば、まさにそれが改善したいネタです。改善提案とは日頃から感じている「〜しにくい」という部分を「〜しやすくなった」となるように改善策を提案することを言います。
自分では感じていなくても、他の人が思っていることなどもあるかもしれません。まず、ネタに困ったら身近なところから探してみるのもポイントです。
3.より良くなるように考える
改善提案のネタは、すでに改善されているところにもあるかもしれません。前回改善提案したもので、改善されたのだけれど「より良くなるように」さらに改善提案していくことも可能なのです。
最初から100%の改善提案などはしても実現される可能性は低くなります。まず60%ぐらいの改善案を提出し、さらなる改善提案をしていくことで、徐々により良い環境づくりを目指すことがネタ作りのポイントです。
4.仕事の効率化を考える
改善提案のネタは、仕事の効率化を考えるところから生まれる場合もあります。
例えば、より効率的に仕事をこなすために作業の流れに沿って社内のレイアウト変更を行ってみる。効率的に探したい資料を見つける為に、資料を仕分ける時点でシンプルな項目ごとに箱に分けて収納しておくなど。ほんの僅かな改善でも、作業効率が効果的にアップすることもあります。
改善提案のネタを探す時は、仕事の効率化を考えると良いのかもしれません。
5.起こった事実から考える
改善提案のネタに最も適しているのが、起こった事実をもとに考えられた改善案です。
例えば、今まで商品を倉庫にしまっておく際に商品名別に分けて収納されていたのだが、見つけるまでに時間がかかることが判明した。
では、「このような場合どのように収納しておくことが時間短縮に繋がるのだろうか」と考えた結果、各項目ごとに分けておき、さらに「五十音順」で配列するのはどうだろうと改善提案することが出来た。
こういったように、今現在仕事をする上で起こった事実をネタに改善提案を考えることがネタ作りのポイントとなるのです。
いかがでしたか? 改善提案のネタの作り方を5つのポイントにまとめてご紹介しました。
仕事が毎日の流れ作業になってしまうと、なかなか改善するネタというのは見つかりません。常により良い環境を求める姿勢が、改善提案のネタを見つけるヒントとなるのではないでしょうか。
まとめ
改善提案をする時のネタの作り方5つのポイント
- 他の部署と比較してみる
- 身近なネタから探してみる
- より良くなるように考える
- 仕事の効率化を考える
- 起こった事実から考える