あなたはマナーを知っていますか? 特にビジネスシーンでは、あらゆる場面でマナーが重要視されます。顧客や上役と、外出や面談、会食する機会には、普段以上のマナーで応対することが大切です。言葉使いや立ち居振る舞いのみならず、上座下座などの席順などは、知らなくては対応できないものです。
これを機会に、席順の基本である上座下座を理解しませんか?
目次
シーン別上座下座の6つの覚え方ポイント
席順で上座下座を知らなければ、相手に対して失礼な態度をとってしまうことになります。毎日使う物ではありませんが、一度覚えておけば、いざという時に役立ちます。場面毎の上座下座を覚えるための6つのポイントをご紹介します。
1.目上の人は入口から遠くに
お客様や自分より目上の人と会議室などで席を共にする場合、入口から一番通り席が上座となります。
下座はその反対で入口に一番近い席になります。至ってシンプルですね。
2.上役は中央席へ
3つ以上席がある場合には、中央席が上座になります。下座はやはり入口に一番近い席になります。したがって、上記1との組み合わせでは、会議室では入口の反対側の中央席が一番の上座になります。
3.ソファーは一人掛けより長椅子
ソファーは少々なじみがない人も多いですが、一人用は長椅子タイプより下座になります。そして長椅子の一番入口から遠い席が上座になります。背もたれがないソファが下座になります。肘かけがある場合と無い場合には、無いソファが下座になります。
4.上司は円卓でも入口から遠い席
入口から一番遠い席が上座で、入口に近い席が下座であることは今までのルールと同じです。その間を埋めるのは、上座の左、右の順に交互の順番になります。パーティの席ではこのような席順が見られることが多いので覚えておきましょう。
5.車内ではお客様を運転手の後へ
タクシーなどに乗る時も、上役やお客様を運転手の後ろに座ってもらいます。これが上座です。下座は運転手の横の助手席になります。代金を払うのにも便利ですね。後ろに3名乗る場合には、2番目の上座は助手席の後になり、一番と二番の上座の間がその次となります。やむをえない場合を除いて、運転手を除いて4名一台に乗車のらない方が良いのかもしれません。
6.掛け軸のある壁側が上座
入口から遠い席が上座としましたが、掛け軸や絵画が壁にある場合には、そちらが上座になります。窓がある場合には景色が見える席が上座になります。下座はその逆になりますので、あえて下座を覚えるよりも上座をしっかり覚え、下座はその反対と覚えると良いですね。
いかがでしたか。上座下座については、一度覚えてしまえば至って簡単ですが、知らないといざという時に慌ててしまいます。これを機会に上座下座をマスターし、ビジネスシーンで恥ずかしい思いをしないようにしましょう。スマートな対応が好印象を与えることは間違いありません。
まとめ
シーン別上座下座の6つの覚え方ポイント
- 目上の人は入口から遠くに
- 上役は中央席へ
- ソファーは一人掛けより長椅子
- 上司は円卓でも入口から遠い席
- 車内ではお客様を運転手の後へ
- 掛け軸のある壁側が上座