普段何気なく利用している言葉は、きちんと正しい敬語に変換して話をすることが出来ているでしょうか? 日常会話で友人と話すときに敬語を使用する人はいませんよね。だから突然社会に出て働くようになると、正しい敬語を使える人はとても少ないです。ですがビジネスシーンでは、敬語を日常的に使用します。正しい敬語を使えるかによって、ご年配の方のあたなを見る目も変わることでしょう。
では正しい敬語に変換すると、普段使っている言葉はどのようになるのでしょうか?
敬語に変換したいよく使う言葉5選
普段よく使う言葉を正しく敬語にすることが出来ますか? 使い慣れていない敬語に戸惑うことは多いのではないでしょうか。正しい敬語を覚えれば、様々なシーンで活用できます。
今回はそんなよく使う言葉を敬語に変換してご紹介しましょう。
1.ご苦労様ですの言葉
「ご苦労様です」と普段相手を気にせずにこの言葉を使ってはいませんか? この言葉は丁寧な言葉に聞こえますが、自分よりも目上の人に使ってはいけない言葉です。
これは自分より目下な相手に対してねぎらう言葉なので、失礼にあたります。正しく敬語に変換して使うのであれば、「お疲れ様です」が正解なのです。
2.すみませんの言葉
頼みごとをしたり、お詫びをしたりするときによく「すみません」という言葉を使用してはいませんか? しかし、そういったシーンでこの言葉はとても軽く感じます。
正しく敬語に変換すると「恐れ入ります」や「申し訳ございません」というのが正解です。
3.お座り下さいの言葉
会議や商談などで、取引先の方に「どうぞ、お座り下さい」と着席を促す人がいますがこれはNGです。「おすわり」は動物に対して命令をするときに使うイメージがとても強く、人にはなるべく使わないように心ががけることがマナーです。
この場合、「どうぞ、お掛けになって下さい」という敬語に変換することが正しいのです。
4.来客時に使用する来る
ビジネスシーンで多く使われる言葉の「来る」は、来客時やビジネスメールでも使われることが多い言葉の一つです。
取引先の方などが来社された場合は、「お客様がおいでになりました」や「お客様がお見えになりました」が正しい敬語の変換の仕方です。これは実際に社会に出ると、本当によく使われる言葉なので覚えておくと役立つでしょう。
5.行くを使うとき
「行く」という言葉はビジネスシーンのみならず、よく使われる言葉です。この言葉を敬語に正しく変換できないと、ちょっと恥だと思ってもよいでしょう。
では「行く」をまず尊敬語に変換すると「いらっしゃる」または「おいでになる」となります。
また謙譲語で使うときは「うかがう」、丁寧語で使うときは「参ります」というように変換します。
この言葉は、ビジネスシーンではビジネスメールでもよく使われる言葉なのでどの使い方もマスターしておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
よく使う言葉はビジネスシーンのみならず、様々な場所で敬語に変換して使う機会が多いです。正しい敬語を話せることは、社会人としての誇りにもなるし周囲の年配者からは可愛がられます。
普段から正しい敬語を身につけていると、自分にとって良いことがたくさんあるでしょう。
敬語に変換したいよく使う言葉5選
- お疲れ様です
- 恐れいります、申し訳ございません
- お掛けになって下さい
- お客様がお見えになりました
- うかがう、参ります