社会人になると様々な研修へと足を向ける機会が増える人もいます。研修へ行くということは、会社から最後に研修レポートをまとめて提出するように言われることがほとんどです。ですが、この研修レポートとは曲者です。
この研修レポートは書くときは、上司がどのようなことを知りたくて書かせているのかを読み取って書かなければなりません。書き方ひとつで、ただの読書感想文になってしまいます。
では研修レポートの書き方として、上司がよく書けていると判断するようなものとはどんな研修レポートなのでしょうか?
分かりやすい研修レポートの書き方5つのポイント
研修レポートの書き方は学生時代のレポートの書き方とは違います。
会社に行くと研修と名の付くものは意外とあり、その都度要求される研修レポートの内容は違います。
分かりやすい研修レポートの書き方をマスターしてしまいましょう。
1.語尾は統一して書く
社会人になって書く研修レポートは、それまで書いたことのある大学のレポートなどとは書き方が違います。
ビジネス文書として的確な研修レポートは、語尾が統一されているものです。
書き方の例として、「〜です。」「〜ます。」調で語尾を統一するのが望ましいです。
または「〜だ。」「〜である。」調で統一されていると、ビジネス文書としては合格点とされています。
2.見栄を張らない
研修レポートとは、自分が学んできたことを振り返りながら率直な意見を書くことが良いとされています。
例えば、新人研修を受けた研修レポートをまとめる際に上司に良く見られたいという思いから見栄を張ったようなレポートを書く人がたまにいます。これは、よくありません。
研修レポートでは、自分に出来る範囲のことを書けばよいのであって、見栄を張るような場所ではないのです。ストレートな自分を見せることも、研修レポートの書き方に表れます。上司はその研修レポートの書き方から、あなたの内面を判断している場合もあるかもしれません。
3.要点をまとめる
どんなレポートでも共通して大切なことは、相手に分かりやすく伝えられるレポートを書くために、事前に要点をまとめておくことが書き方として大切なポイントです。
会社によっては、研修レポートを書く際にどんなレポートにまとめて欲しいのかを伝えるところもあります。ですが、共通しているのは、誰が見ても内容が伝わる研修レポートであるということです。
まずは書きたいこと、書かなければいけないことの要点をまとめて研修レポートに取り組むことがポイントです。
4.構成を考える
良い研修レポートを書くためには、構成をきちんと考えておくことが必要です。
ビジネス文書は構成を考えずに書けるほど単純なものではありません。
まずは、書かなければならない研修レポートの意図をはっきりと理解し、その上で構成を考えることによって、初めてちゃんとした研修レポートが書けるのです。
5.5W1Hは大切
どんな研修レポートも、基本は大切にしなければなりません。いわゆる一般的な「5W1H」を研修レポートの中に書いていくことです。
「いつ」「だれが」「どこで」「なにを」「なぜ」「どうした」をきちんと要点をとらえて書き加えることで、より一層研修レポートがわかりやすくまとめられ良い研修レポートとなるのです。
いかがでしたか? 研修レポートの書き方のポイントをご紹介しました。
どんな研修レポートを書くときも、基本は同じです。上司などに媚びるための材料ではなく、自分自身の為になるような研修レポートを書くことが大切なのです。
まとめ
分かりやすい研修レポートの書き方5つのポイント
- 語尾は統一して書く
- 見栄を張らない
- 要点をまとめる
- 構成を考える
- 5W1Hは大切