あなたはビジネスの上で折衝をすることがありますか?ビジネスシーンにおいて、社内外問わず、折衝や協議を行うことは多いものです。ビジネスを有利に進めるにおいては、交渉術を身につけておかなければなりません。
どのような交渉術が有効であるのか、一度考えてみてはいかがでしょうか?
ビジネス交渉術の基本的な6つの戦術
できるビジネスマンになるのは簡単ではありませんが、交渉においての基本を押さえることでビジネスを有利に進めることができるようになります。
まずは、ビジネスマンとしての基本的な交渉術を取り入れてみませんか?ビジネス交渉術の基本的な6つの戦術をご紹介します。
1.落としどころを決める
交渉する前に、落としどころをどこにするのか決めてから交渉に挑みます。これが交渉術の上で最も重要になります。その際に、自分で考えた落としどころが良いか否か、上司と合意を得ることが交渉術のポイントです。
2.ストーリーを描く
上司と落としどころの合意が得られたなら、それに向けてのシナリオを描くことが交渉術では求められます。交渉のステージにあるということは、相手も結論を導き出したいという思いを持っています。少しでも有利に進めるためには、自分の主張を明確にしたストーリー展開を描きましょう。
3.相手の立場にたった展開を考える
交渉術として重要になるのは、自分の立場だけでものごとを考えず、相手の立場から考えてみることです。相手の側の落としどころはどのようなものか、想像力がものをいいます。
最初は相手の立場を理解することが難しいかもしれませんが、経験を積むことによって交渉術は高まっていきます。
4.感情的にならない
交渉術として求められるのは、冷静に対応することです。声を荒立てたり態度を横柄にしないことは言うまでもありません。極めて冷静沈着に振る舞うことで、相手のペースに巻き込まれずに、自分の描いたストーリー展開を進めましょう。
5.滞ったら交渉中断をする
交渉をしていても、相手がなかなか折り合ってくれないこともあるでしょう。その際は、無理をせず、交渉を中断することも大切な交渉術になります。
一度間を置くことで、考え直したり、戦略や方向性の見直しもできます。無理をして結論を導き出し、不本意な結果にしないことが大切であり、交渉中断は有効な交渉術になります。
6.ギブアンドテイク
交渉術として求められるのは、相手にも何かを与えることです。相互において全てを満足できるのであれば問題ありませんが、交渉に至る場合には、通常何らかの不利益や不都合があるからです。自分だけの利益を追求するのであれば、交渉術は不要であり、一方的に自分の主張を繰り返せばよいのです。何を与えることができるのか、これを事前に準備することが交渉術として求められます。
まとめ
いかがでしたか。
交渉術というと、全て自分の主張を押し通すことと思われる人もいますが、それは交渉ではありません。相互に歩み寄ることが交渉であり、そのためには色々なオプションを事前に用意して交渉に挑むことが大切です。有効な交渉術を身につけ、できるビジネスマンとして活躍していきましょう。
ビジネス交渉術の基本的な6つの戦術
- 落としどころを決める
- ストーリーを描く
- 相手の立場にたった展開を考える
- 感情的にならない
- 滞ったら中断をする
- ギブアンドテイク