あなたは仕事において、会社等の組織に所属して仕事していると、マネジメントが課題となるケースは多いものです。
例え自分の部署は2〜3人の少人数であったとしても、組織は組織です。
あなたがその組織の長であれば、その組織をマネジメントすることが必要です。
マネジメントとは、管理運営をすることであり、その組織の役割や目標、計画を確実に実行し会社に貢献することです。
例え同じ目標や役割を持っていたとしても、個々の社員が活動していれば、その仕事に対して、組織として調整したり見直しすることが必要になってきます。
これらがマネジメントであるのです。では、組織をマネジメントするポイントとはどのようなものが有るのでしょうか?
初めて組織マネジメントをする際の5つのポイント
組織をマネジメントすることが初めての場合、戸惑うことも多いものです。
上手にマネジメントできている組織は、確実に予定や計画を達成することができるようになってきます。
組織の大小にかかわらず、マネジメントにはどのような点に気をつければよいのか、5つのポイントをご紹介します。
1.人員掌握をする
組織をマネジメントするにあたり、まず大切なのは、その人員を掌握することです。
媚を売ったり、気に入ってもらえる、いわゆる好かれる上司になるのではありません。
自分の組織に属するメンバーの一人ひとりの資質を理解することが大切なポイントです。
人によっては、特に何も言わなくても与えられた役割等をしっかりこなす人もいれば、絶えずチェックをしていかなければ手を抜いてしまったり、脱線してしまって違う方向性に進んでしまう人など、様々です。
マネジメントにおいて、これらを理解することが大切です。
最初から深く理解することは不可能ですから、最初は前任者からの引き継ぎで理解し、その後できるだけ早めに自分自身で掌握していくことに努めましょう。
2.自分を知らしめる
決して自分が偉いとか、上司は自分だ、ということを知らしめるのではありません。
自分はこういう人物だということを、組織のメンバーに知ってもらうのです。
自分のことをできるだけ分かってもらうことで、メンバーも自分のことを知ってもらいたいと思うようになるものです。
差支えないのであれば、自分のプライベート面から語って、メンバーに人物像を知ってもらいましょう。
マネジメントをするにあたり、お互いの状況を理解している方が、何かあった際に対応や対策を打ちやすいものです。
仕事において、プライベートは一切関係ないという人もいますが、プライベートと仕事は表裏一体で、各々に影響を及ぼします。
相手のプライベートを知りたければ、まず自分の部分をさらけださなければ、相手も心を開いてくれません。
そのために、自分を知ってもらうことがマネジメントには必要なのです。
3.目標を示す
組織を持ったら、その目指す目標を明確し示しましょう。
マネジメントをするためには、その組織が一体何をするためにあるのかをはっきりさせることが重要です。
それは、メンバーに示すと同時に、組織をマネジメントする側にとっても重要なことです。
マネジメントをしなけれればならないという、責任については十分に感じるものの、一体何を目指してマネジメントするのか理解していなければ、ただ単に組織のメンバーの行動や活動をチェックするだけの役割になってしまいます。
そのため、自分のためにも組織のメンバーのためにも、目標を明確に示すことを第一歩としましょう。
4.各々の目標と計画を用意させる
組織の目指すところを示したならば、それに則って組織メンバー各々の目標と計画を提示してもらいます。
それを元に、メンバー一人一人とじっくり話し合いをしましょう。
その目標が適切か、計画に実現性や妥当性が有るか、内容を詰めることがマネジメントの基礎になります。
その過程を踏まえて、相互に納得した目標と計画になったら、それに基づいてマネジメントを行っていきましょう。
組織が大きくても小さくても、最終単位は人一人です。
その積み上げが組織となるわけですが、初めての組織マネジメントで、何十人も抱えるような大きな組織を対応することは稀でしょう。
一人ひとりの掌握をすることで、組織のバランスを確認し、マネジメントとしてかじ取りをしていくことになります。
5.ベクトル合わせを行う
組織は大きくても小さくても、人の集合体です。組織を構成するメンバーが変われば、雰囲気や性質も変わってきます。
それに対し、組織が目指す目標においては、一度定めれば簡単に変えません。
むしろ、その目標に対して達成しない、方向性が異なるとなれば、構成するメンバーを変更することも必要です。
つまり、マネジメントとしては、個々の構成メンバーを重視しすぎず、何時誰が変更になっても良いように、状況の掌握をしておくことが大切です。
マネジメントに求められるのは、目指す方向性を見失うことなく、定期的に個々の構成メンバーの方向性を確認し、修正が必要であれば、人の入れ替えも含めて軌道修正、つまりベクトル合わせをするということです。
まとめ
いかがでしたか。
組織マネジメントを行う立場になると、組織の全てを理解しようとする人もいます。
しかし、組織メンバーの行動や活動内容を全て理解することは到底困難です。
大枠で状況を掌握し、組織の方向性を見失わないよう、バランス感覚を持ちながら、組織マネジメントを進めていきましょう。
初めて組織マネジメントをする際の5つのポイント
- 人員掌握をする
- 自分を知らしめる
- 目標を示す
- 各々の目標と計画を用意させる
- ベクトル合わせを行う