パワハラとは、パワーハラスメントの略であり職場上の立ち場を利用した嫌がらせのことです。
特に上司という立ち場を利用したパワハラは、精神的苦痛や身体的苦痛を与えることも多いです。
「役に立たない」とののしられたり、無理なノルマを課せられたりと、パワハラ上司の嫌がらせというのは、部下が逆らえないことをいいことに、相手に対してヒートアップする傾向も見受けられます。
では、そんなパワハラ上司を撃退するにはどうしたら良いのでしょうか?
パワハラ上司を撃退するための5つの対処法
パワハラ上司がいる会社では、誰だって長く働きたいとは思いません。
もし自分がこのような上司に遭遇してしまった場合、あなたならどうしますか?
泣き寝入りして会社を辞めますか?
会社を辞めることは簡単ですが、まずこのようなパワハラ上司を撃退する方法を考えてみてはいかがでしょうか?
会社を辞める選択は、それからでも考えても遅くはありません。
1.同士を探す
パワハラ上司に悩まされている人は、泣き寝入りすることなどありません。
だいたいパワハラをするような人間は、日頃から同じようなことを繰り返してくる傾向にあります。
つまり、パワハラ上司はターゲットを変えて相手を攻撃している可能性が大きいので、あなたの他にもパワハラ上司の被害に遭っているいる人が必ずいるということです。
パワハラ上司に嫌がらせを受けた被害者を探すことで、後にパワハラ上司を撃退するのにとても重要なキーポイントとなる可能性は高いです。
また自分がパワーハラスメントの被害に遭っていることを、より多くの人に認識してもらうことも大切です。
2.労働組合などに相談する
パワハラ上司の撃退方法として、社内コンプライアンスが確立しているような企業であれば、コンプライアンス専門の部署があるはずなので、そちらに相談するのも良いでしょう。
しかし、相談した情報がどこからかパワハラ上司に漏れてしまう可能性も否めず、コンプライアンス専門の部署へ相談しづらいのも事実です。
このような不安を避けるには、労働組合などに相談するのが良いでしょう。
企業によっては、労働組合がその存在の意味が無いところもあります。
自分の企業のコンプライアンスがどうなっているのか、また労働組合がどれぐらい社内で影響力があるのかなどを熟慮して行動を起こすことをオススメします。
3.厚生労働省を頼る
パワハラ上司に悩まされている人の多くは、泣き寝入りしてしまうことが多いようです。
しかし、何も自分から諦めて会社を辞めてしまうことはありません。
パワハラ上司の撃退方法の一つとして、厚生労働省を頼るという手もあります。
社内でコンプライアンス専門の部署があっても対応しきれない場合や、そういった部署が存在しない場合には、厚生労働省の窓口やサイトを利用するのも一つの手です。
こういった場所のサイトへアクセスするほうが、利用者側も気軽に相談しやすいものです。
また、労働局には「総合労働相談センター」というものがあるので、一度チェックしてみるのも良いかもしれません。
4.パワハラの事実は記録する
パワハラ上司を撃退する方法として、パワハラの事実は記録しておくことをオススメします。
この上司の言っていることはパワハラなのではないかと感じた時点で、その事実をメモしていくことで、そのパワハラ上司からどういった内容のパワハラを受けているかが、メモが記録となります。
分かりやすくするために、日付や時間、内容といった感じで具体的にメモをしておくと良いでしょう。
このメモがコンプライアンス専門の部署に相談に行くときや、厚労省サイトで相談するときにも役立つのです。
また、ICレコーダーなどを使って録音しておくのも効果的です。
周囲で見ていた人の名前も合わせて記録しておくと後から事実確認をとりやすいです。
5.味方を増やしておく
パワハラ上司の撃退方法として、有効な手段として自分の味方を増やしておくことが大切です。
パワハラ上司の大半は、相手が困っていることや傷ついていることを理解した上で楽しんでいることが多いです。
それがパワハラだとは気付かないなんてことはありません。自覚を持って行っているものです。
自覚を持っている相手にはまず、「それはパワハラですよ」とストレートに伝えましょう。
大抵のパワハラ上司は、その程度の牽制では効果はありませんので、ここからが大事です。
その後も同じようなパワハラを繰り返すようであれば、パワハラの事実をメモを取るなどして記録を残し、出来るだけ多くの周囲の人にこの事実を相談するのです。
そして、自分の味方となってくれる人を増やしておきましょう。
味方を増やすことで、実際に企業のパワハラ担当に相談をしたり厚生労働省のサイトに相談したりする時に、きっと力になってくれることでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
パワハラ上司を撃退する5つの対処法を紹介しました。
パワハラというのは、非常に精神的苦痛を伴うものです。
会社へ行く気力も体力も奪いますが、パワハラ上司の大半は部下を指導しているという大義名分のもと、パワハラを認めることはありません。
しっかりとした対処法で撃退出来るようにしましょう。
パワハラ上司を撃退するための5つの対処法
- 同士を探す
- 労働組合などに相談する
- 厚生労働省を頼る
- パワハラの事実は記録する
- 味方を増やしておく