あなたは会社を辞めたいと考えたことがありますか?どのような人にも一度や二度は、会社を辞めたいと思うことはあるものです。
現実に辞めるか辞めないかは、会社やプライベートの事情なども色々関わってきます。辞めたいと思うタイミングも大きく影響してきます。すでに会社を辞めた経験のある人たちは、どのような行動をとったのでしょうか。会社を辞めたいと思っても、なかなか自分の思うように辞められないものですが、実際に辞めた人たちの行動を参考にして、前もって準備をしておきましょう。
目次
会社を辞めたいと思った時にしておきたい8つの準備
会社を辞めたいと思ったとき、様々な理由があってそのような考えに至ったのでしょう。現実に会社を辞めると決めても、本当に辞めるためには様々な準備が必要となります。ここでは実際に会社を辞めたいと思ったときにとるべき8つの行動をお伝えします。
1.自分の意思を確認する
会社を辞めたいと思うことは、多々あることです。しかし、現実に辞めるかどうか、最終的には自分の意思決定になります。友人や家族に相談する人もいることでしょう。どのような手段を取っても構わないので、自分の意思を自由に発揮できる環境を作りましょう。そして、本当に自分が辞めたいと考えているのか問い直します。
後から後悔することのないように、また後悔しても他人を責めることのないように、自分の意思をはっきりさせることが大切です。自分で自分の将来を切り開いていく、強い意志をしっかり持ちましょう。
2.メールを整理する
上司や同僚に、会社を辞めたいことを伝える前に、自分のメールボックスの整理をしましょう。受信したものだけでなく、発信したものや削除したものも同時にチェックしましょう。不都合な内容や見落としていたものがないか、しっかり確認をします。
会社によりますが、従業員のメールはモニタリングをしていたり、バックアップを取っていたりします。ITシステムによるデータの流出であったり、機密情報の漏洩など、退職を申し出た社員のメールボックスに対して様々な制限をかけることもあります。最低限のことでありますが、社会人としてのマナーも踏まえて、自分のメールを整理します。
すべて削除するという行動に出る人もいますが、そのような行為は逆に不審に思われます。後任に引き継ぐことも踏まえて、最低限の整理を行うことをお勧めします。
3.自分の身の回りを整理する
会社を辞めたいと感じた時には、一刻も早く辞めたいことでしょう。しかし、残務や問題があっては、辞めたい思いを実行には移しにくいものです。
残務や問題などがないことを確認するためには、身の回りの整理が有効的です。以前と比較すると、紙によるファイルが少なくなってきたため、だいぶ簡単にできるようになりました。しかし、引き出しやロッカーなど、自分が自由に使うことができる空間は、整理整頓を行います。
当然ですが、これらは時間外で少しずつ実行します。急に引き出しの中のものを整理始めたり、不要になったものを同僚などに譲ったりしていると、不審に思われるかもしれません。業務に支障の出ない範囲で行いましょう。会社を辞めたいと思ったときに、いつ退職してもよいように、少しずつ自分の周りを最低限のものにしていきましょう。
4.引き継ぎ計画を描く
会社を辞めたいと考え始めたら、どのように後任者に引継ぎするのか考えましょう。「引継ぎ書」などを作成している会社もあります。昨今の企業は一つの仕事を複数人に担当させる余裕がないため、多くの情報や内容が担当者ひとりの頭の中に残っています。このような場合は、それまでの知識や経験などをどのように伝えていくのかが、重要になってきます。
引継ぎ書まで作成しないまでも、どのように引継ぎを行うのか、どのくらいの時間がかかりそうなのか、目安をつけておきます。いざ、会社を辞めたいと伝えても、引継ぎが終わるタイミングまで延長を要請されることもあります。そのようなときに、業務内容がまとめてあれば、引継ぎそのものが円滑に行うことができます。準備をすることが有効なのです。
5.残っている有給の消化
会社に勤めていると、有給休暇をすべて使い切ることは実際には難しいものです。少しずつであっても、有給休暇を使うことを考えましょう。並行して、退職時に有給休暇の買い取りとして対応してくれる会社もあります。自分の状況に併せて消化するの否か、早めに条件を確認しておきましょう。会社を辞めたいと考え始めたら、できるだけ自分に有利に進めたいものですね。
6.退職願を用意する
会社を辞めたいと思ったら、会社の直属の上司に伝えることが必要です。その時に、退職願を用意して面談を申し入れます。面談だけを申し入れて、口頭で会社を辞めたいことを伝えるのではなく、書面にして伝えることが大切です。
会社の指定の書式がある場合も多いので、事前に確認をしておくことが必要です。会社の指定の書式があるかないかわからない場合には、一般的な退職願を用意しましょう。その場合の会社を辞めたい理由は、「一身上の都合」とします。辞めたい理由の細かいことを記載する必要はありません。
7.会社を辞めたい理由を考える
いよいよ退職願も準備ができたら、口頭で伝える会社を辞めたい理由を考えましょう。書面には詳しく記載する必要はないものの、面談の中では説明を求められます。どのような理由で辞めたいとしても、今まで給与を支払ってもらっていたのですから、辞めたい理由は伝えるべきです。
その場合、引き止められないような理由を伝えることがポイントになります。比較的引き止められない理由として、家庭の事情で転居が必要ということがあげられます。両親のために故郷に帰るであったり、配偶者の仕事の事情に伴った転居などがあります。実際に転居をしない場合は、良く注意することが必要です。
それ以外には新しくやりたい仕事が見つかったなどがあるでしょう。今の会社に対する不満を辞めたい理由にすることは避けることが賢明です。
8.最終出社日を考える
会社を辞めたいと伝えると同時に、最終出社日を決めることが必要です。一方的に決めることはできませんが、希望日を用意しましょう。会社規定集にその定めがあることが多いので、その決まりを参考にします。会社側にも、後任者を決めたり、引継ぎをする期間を用意する必要があるので、少し余裕を持ちましょう。引き継ぎ書が用意されていたり、ファイルや物事を整理できていることをはっきりと伝え、できるだけ有利に早く会社を辞める段取りと取りましょう。
まとめ
いかがでしたか。
会社を辞めたいと思った時は、早く辞めたい一心で衝動的に行動してしまいがちですが、少しでも早く辞めたいのであれば、できるだけの準備をした上で行動を起こすことがポイントです。
立つ鳥跡を濁さずというように、すっきりとした形で会社を辞めるよう準備をしましょう。
会社を辞めたいと思った時にとる8つの行動
- 自分の意思を確認する
- メールを整理する
- 自分の身の回りを整理する
- 引き継ぎ計画を描く
- 残っている有給の消化
- 退職願を用意する
- 会社を辞めたい理由を考える
- 最終出社日を考える