あなたは仕事でプレゼンをすることがありますか? ビジネスシーンでプレゼンする機会は、業種や社内外を問わずに、一般的になっています。
特に営業職などでは、顧客に対するプレゼンは大切なものですし、管理部門などでも、金融機関や株主へのプレゼンが要求されるようになっています。
その大切なプレゼンを成功させるには、その構成が重要になってきます。視覚的に訴えるプレゼンを作ったとしても、内容が薄ければ効果は薄く、成果に繋がりません。
大切なプレゼンをするにあたり、その構成をしっかり考えていきましょう。
目次
プレゼン構成の基本的な8つのポイント
ビジネスシーンに限らず、重要であるからこそプレゼンを行うものです。プレゼンを成功させることは、事業の成功にもつながります。
事業をどのように構成していくのかを考えるのと同じように、プレゼンにも構成の基本があります。プレゼンの構成の基本となる8つのポイントをご紹介します。
1.プレゼンの目的を明確に
何故プレゼンを行うのか、しっかり確認をしましょう。
相手に何を伝えたいのか、結果として何を得たいのかが明らかでなければ、プレゼンの構成を練ってもポイントがずれてしまいます。構成だけでなく、スタイルを決めるにあたっても、大変重要なポイントです。
2.誰を相手にプレゼンをするのか
プレゼンをする相手は重要な相手であるのは間違えがありませんが、その対象がどのような立場の人であるのかによって、構成を検討する必要があります。
取引が長い会社の人でも、新任の人であれば、今までのことがよくわかっていないこともあります。
ターゲットとなる相手を明確にすることが大切です。
3.基本事項を盛り込む
プレゼンを構成する時に、当たり前であったり周知に事実であっても、プレゼンの最初に簡潔に盛り込みます。
知っていると思いこんでいることも、改めてプレゼン構成に入れることで、確認であったり念押しができます。思いこみをしていると、考えが固まってしまいますが、予想もしていなかった展開を期待するきっかけにもなります。
特に会社概要の説明は、記憶をよみがえらせるのに有益です。あまりに当たり前であれば、プレゼンの時にスキップすることで対応すればよいのです。
4.結論をできるだけ早く提示
多くのプレゼンは、結論が最後に来ることが多いものです。しかし、できるだけ早い段階の構成を目指してプレゼンをすることをお勧めします。
人が集中して話を聞くことができる時間はかなり短く、よほど話が上手な人のプレゼンであっても、一時間も集中し続けて聞くことは難しいものです。
そのため、プレゼンの構成としては、できるだけ早いタイミングで結論を述べることをお勧めします。
5.結論に至った説明をする
構成のポイントとして、早めに示した結論を裏付けるための説明を述べます。
複数の説明がある場合には、重要なポイントからプレゼンの構成としていきます。言いたいことや大切なことは早めに示すことが構成を決める上で重要になります。
6.キーワードを繰り返す
結論をできるだけ早く出したとしても、それが記憶に残らなければ効果が半減してしまいます。そこで、説明の中に結論や結び付くキーワードをできるだけ多く入れる構成を心がけてください。
繰り返すことで、人の記憶にインプットされ、何が言いたかったのか伝わることになります。
7.具体的例を盛り込む
新しいことを説明する場合、概念の説明になることが多くあります。人によっては言葉や概念から具体的に想像することが得意でない人もいます。
そのような相手にとっては、具体例を取り込んでプレゼンを構成することが効果的です。具体的例が無い場合にも、類似例をあげて構成しましょう。
8.まとめにて締めくくる
構成を考える上で最後にまとめを入れることを忘れてはなりません。
最後まで聞いてもらったプレゼンですが、人によっては初めの内容を忘れてしまっていることもあります。そのため、プレゼン構成の最後には必ずまとめで締めくくり、伝えたいことを改めて明確にします。
いかがでしたか。プレゼンを効果的に行うには、構成を良く練ることが重要です。
まず相手を見極め、目的を明確にすることで、骨子が出来上がります。後は提示する順番を効果的に組み立てることで、構成が出来上がるのです。
まとめ
プレゼン構成の基本的な8つのポイント
- プレゼンの目的を明確に
- 誰を相手にプレゼンをするのか
- 基本事項を盛り込む
- 結論をできるだけ早く提示
- 結論に至った説明をする
- キーワードを繰り返す
- 具体的例を盛り込む
- まとめにて締めくくる