あなたは仕事の上で販売に携わっていますか?
製品やサービスを売り込むために活動することを総称して販売促進と言います。一般的な製品やサービスと同じように販売するだけでは不足であったり、特別なものが対象の場合、販売を促進する活動を行います。
その活動内容は、製品やサービス、狙う顧客層により、多岐にわたります。あなたが初めて販売促進に携わるにあたり、どのような点を考慮して企画を立てるべきでしょうか?
目次
販売促進を初めて企画する時の6つのポイント
販売促進を企画するには、押さえておかなければならないポイントや、理解しておくべき背景や状況などがあります。様々な要素が関係するため、戦略的に立案することが求められます。
販売促進をするための企画を立案する時に重要な6つのポイントをご紹介します。
1.何を販売促進するのか?
まず、対象となるものやサービスが何かを明確にすることが第一歩です。製品やサービスではなく、企業名やブランド名などを売り込むための販売促進企画もあります。
販売を促進したいものをしっかり理解しなければ、どのように企画を立案していくのか見えてこないものです。販売を促進するものが何か、しっかりつかみましょう。
2.販売促進の対象は誰か?
次に、販売促進の対象を明確にしましょう。
通常、販売促進のターゲット層は意思決定者です。意思決定者とは、お金を持っていて購入するか否か決める人のことです。誰が意思決定者であるかをつかみ、その意思決定者向けに販売促進を行います。
一方、意思決定者に影響力のある者に対して販売促進を行う場合もあります。
販売促進をするものが玩具であった場合、それを使う子供向けに販売促進を企画するのか、それとも子供の親や祖父母をターゲットとするのかによって、同じ製品でも販売促進の方法は変わってきます。
昨今では、意思決定者と、意思決定者に影響のある者、両方に対して販売促進をする場合が増えています。
3.対象エリアを描く
販売促進を行うにあたり、大企業や有名ブランドであればグローバル展開などを行い、一斉に全世界で大型販売促進を企画することもあるでしょう。
しかし、通常の企業などであれば、そのようなことは大規模な販売促進は難しいでしょう。日本向けの製品やサービスであっても、東西で分けたり地域ごとに行ったりするものです。
対象エリアを決め、効果的に行うようにします。どの地域から始めるのか?など、様々な考慮すべき要素が出てきます。
4.販売促進を行う期間を決める
販売促進を企画するにあたり、その実施期間を決めることが必要です。
期間が短い場合、準備にあまり時間を割けなくなり、十分に行えない恐れがありますから、ある程度の期間を持つことが必要です。ただし、余り長すぎても散漫するためお勧めできません。
対象となるターゲットやエリアにもよるため、状況に応じて変化できるように検討することが大切です。
5.販売促進の予算を考える
販売促進対象が明確になっても、販売促進活動が円滑に進むとは限りません。活動のためには、その予算を取ることが必要となります。
企業が販売促進を行うには、それ相応のコストが発生します。対象地域も期間もコストに大きく影響を及ぼすことを念頭に、立案をしていくことが必要になります。
6.どのような販売促進ツールが必要か?
予算がある程度見えてきたら、どのようなツールが必要であるか見直しが必要です。
昨今のインターネットを使った販売促進企画であれば、さほど大きな予算を取らずに実行が可能なものです。イベントを使ったりする場合には、配布する資料やノベルティグッズの用意が必要など、この場合は予算もさることながら準備の時間も要することを念頭に入れるべきです。
販売促進用のツールを新しく作る場合には、会社のロゴやマークなどを用いることになります。その場合は、正しいデザインや色味を使うようにします。
まとめ
いかがでしたか。販売促進を企画する際には様々な要素に気を配りながら立案することが必要になります。
特に初めて販売促進を企画する際には、イベントの企画のようにならないよう、ポイントをつかんで対応することが必要です。
これらポイントを取り入れて斬新な販売促進を企画していきましょう。
販売促進に初めて取り組む人が考えるべき6つの戦略
- 何を販売促進するのか?
- 販売促進の対象は誰か?
- 対象エリアを描く
- 販売促進を行う期間を決める
- フォローアップをする
- どのような販売促進ツールが必要か?