営業を辞めたいと思う理由の多くは、「営業が辛い」という考えにもとづいているのではないでしょうか?もしそういった理由で営業を辞めたいと考えた時は、辞めたい理由を分析し、対処していく方法があります。トップを走る営業マンも、あなたと同じように「辛い」と感じる仕事をしています。同じ仕事に対する考え方の違いも大きいでしょう。営業を辞めたい人と「辛い」中でもやりがいを見つけて成績を上げている人の考え方の違いはどこにあるのでしょうか?
再度検討するべき営業を辞めたい理由
「自分は営業に向いていないから辞めたい」と言うかたもいますが、よく言われるように、営業には必ずしも素質は必要ありません。今後のキャリアのためにも、辞めたい理由を分析し、それが妥当なものかを再検討することをおすすめします。
今回は営業を辞めたいと思っている人に試して欲しい考え方を5つご紹介します。
1.ノルマが嫌
ノルマがきついから営業を辞めたいという理由はよくあります。しかし、どんな仕事にも、達成しないといけない「目標」はあります。「目標」がなければ成長もありません。ノルマや目標が、あまりに達成不能なものかどうかを検討してみて下さい。もしそうであれば、上司にそのことを伝えるのが「辞めたい」と伝えるより先でしょう。なんらかの解決手段を提示してくれるかもしれません。
2.飛び込み営業が苦手
飛び込み営業や、電話営業がきついことも辞めたい理由で多いものです。これらの営業は、契約が取れる可能性の極めて低いもので、下手をすれば罵られて追い出されることもあります。普通の人であればきついでしょう。しかし、あなたは、ものを売るために仕事をする「営業マン」です。言わば、「断られてなんぼ」の仕事です。エジソンは99%の失敗を発明のための過程、つまり成功と捉えていました。営業マンとして成功している人にも全く同じことが言えます。
考え方ひとつで辞めたい原因の辛い経験も、成功体験として捉えられます。
3.人を騙している感じで嫌
自分の商材に自信がないことから辞めたいと思うこともあるでしょう。しかしもう一度自分の商材を見直してみてください。その商材は本当に詐欺商法の対象となるような代物でしょうか?あなたが丸暗記して、お勧めしてきた商材の特徴の中に、なんらかのソリューションを提供する部分があり、人によっては価値のあるものではないですか?
自分で売りたくないものを売っていることが、売れない原因にも繋がります。商材のよい所を再度見つめ直してみることで、売る価値が全くないものか判断して下さい。商材に愛着が持てたら営業への意欲も変わり、辞めたいと思う気持ちが前向きなものになるかもしれません。
4.頭を下げるのが嫌
営業では低姿勢が求められ、卑屈な感じがするために辞めたいと思う人も多いようです。そういうときは、売れる営業マンを思い起こして下さい。確かに丁寧ですが、自信があり、いきいきとしている人が多いと思います。つまり、卑屈になるか、低姿勢ながらも芯を持って力強く接するかはその人次第なのです。
確かに自分に非は無くても謝らないといけない場面もありますが、すべては「お客様の満足」という目的を達成するための手段だと考え、「うまく」対処することで、辞めたい気持ちがやりがいに変わります。
5.結果が出ないのが辛い
今は結果を出している営業マンも、最初からうまくいった人はいません。一度や二度は辞めたいと思っていた人も、あるきっかけを機にコツを掴むことが多いようです。それは、お客様の言葉かもしれませんし、怒られたり褒められたりしたことかもしれません。書籍やメディアからかもしれません。
努力の量と「アハ体験」は必ずしも比例しません。人によって気づきのポイントは違います。しかし、気づきのための機会を増やすことで、確実に可能性を高めることはできます。結果を出すための決定的なきっかけはいつやってくるかわかりませんが、実践と研究を続ける姿勢を忘れないで下さい。
いかがでしたか? 営業を辞めたいと思ったときに、もう一度、まだできることがないか、辞めたいという考え方は妥当なものかを検討してみるのもひとつです。辞めたいという理由をやりがいに転じることができれば、どう転んだとしても、今後のあなたのキャリアにとってプラスになるでしょう。
まとめ
再検討するべき営業を辞めたい理由
- ノルマが嫌
- 飛び込み営業が苦手
- 人を騙している感じで嫌
- 頭を下げるのが嫌
- 結果が出ないのが辛い