あなたはマーケティングを行っていますか? ものやサービスを売り込むだけでなく、新しいものやサービスを創る時にも、マーケティングは欠かせません。顧客のニーズが多様化している昨今、複雑な市場において全ての顧客とターゲットに開発や拡販をすることは効果的ではありません。
ターゲットを絞り込むために、セグメンテーションという手法が用いられます。市場において同じようなニーズをもった、いくつかの顧客集団に分割し、ターゲットとすべき市場設定を行うことが行われています。それがセグメンテーションです。この手法を取り入れて効果的な活動を行ってはいかがでしょうか?
目次
市場セグメンテーションにおける6つのポイント
セグメンテーションとは、分割を意味します。現代の市場は多様化しており、そのターゲットを絞り込んで事業活動することが企業に求められています。セグメンテーションを取り入れて効果的な事業活動をしませんか?
セグメンテーションを取り入れる際の6つのポイントをご紹介します。
1.地域を細分化する
昨今のビジネスシーンでは、グローバル化が盛んに求められていますが、全世界対象にものごとを考えるのは並大抵のことではありません。地域ごとにセグメンテーションすることで、市場が絞り込まれます。
漠然と日本市場としても、都市部であるのか、地方であるのかなど、様々な形態が考えられます。まずは、ターゲットとする市場のセグメンテーションを実施し、より深いセグメンテーションに入ります。
2.人を細分化する
地域のセグメンテーションの次に、性別や年齢層、人種、職種であったりと、人をセグメンテーションすることで、ターゲットをより明確にすることができます。価格設定においては、特に重要なポイントとなってきます。
3.考え方やライフスタイルの細分化
人にはそれぞれ考え方や求めるものが違うものです。新しいものを好む人もいれば、伝統的なものを好む人もいます。
変化を求める人とそうでない人など、考え方をセグメンテーションすることで、地域や人のセグメンテーションをさらに明確にすることができます。
4.状況による細分化
理想をもって何かをしたい、と人は考えるものですが、すべて理想通りにいかないものです。物理的に可能であるか否か、またはタイミングとして適切か否かの視点でセグメンテーションを行います。
ちょうど新しいものを契約した直後であれば、良いものを紹介されても採用できないということが想定されます。このような状況をセグメンテーションしていきます。
5.細分化した結果を見直す
最初に地域をセグメンテーションしたものの、そのほかの要素をセグメンテーションする中で、対象を変えるべきであると思われることもあります。市場規模を絞り込むにあたり、市場規模が大きい地域で活動すべきなのは言うまでもありません。
セグメンテーションは絞り込む、つまり他の可能性を排除することにつながるため、最初にセグメンテーションしたものをもう一度見直していくことで、方向を修正することができます。
6.排除した細分化要素を取り込む
セグメンテーションの過程で絞り込みがされますが、その際に取り入れない要素の規模を再考します。もし、その分野を取り込むことができれば、どの程度の市場規模になるのかを知ることは、今後の方向性や戦略を決めるにあたり重要です。
なぜその分野を取り入れられないのか、理由を明確にし、それを克服することでさらに市場拡大をする可能性が見えてくるのです。
まとめ
セグメンテーションを行うことで、効果的に活動を行うことができるようになります。その際に、最初のセグメンテーションで終わることなく、見直しをはかり、取り込めていない市場にどのようにして参入するのかが鍵となります。
ターゲットを明確化し、その拡大を狙っていきましょう。
市場セグメンテーションにおける6つのポイント
- 地域をセグメンテーションする
- 人をセグメンテーションする
- 考え方やライフスタイルのセグメンテーション
- 状況によるセグメンテーション
- セグメンテーションした結果を見直す
- 排除したセグメンテーションを取り込む