日本語は難しいとよく海外の人から言われますが、日本人である私たちでさえ言葉遣いを、正確に使いこなせているとは言えないのが実情ですよね。ましてや接客となると、もっと日本語が乱れているのが今の日本人です。店舗独特の言い回しとして間違った日本語が使われていたりすると耳障りな人もいるはずです。
また、ご年配の方ほど若い人が使う間違った日本語の使い方に不快感を覚える人も多いのではないでしょうか。では、接客での正確な言葉遣いとはどこに気をつければ良いのでしょうか?
接客での正確な言葉遣いとは?5つのポイント
接客での正確な言葉遣いと言われると、日本人でも難しい日本語は本当に大変です。でもお客様の中には、言葉遣いの間違いに不快感を覚える方もいます。正しい言葉遣いで気持ちのよい接客を出来ることが一番良いのです。
では、接客においての言葉遣いのポイントを確認しましょう。
1.基本の3つを使い分け
接客で正確な言葉遣いをする為には、基本となる3つのことをマスターしていなければなりません。まず、「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3つの使い分けをきちんと覚えることにより、正確な言葉遣いをすることが可能となるのです。
2.難しくても諦めない
「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3つを正しい言葉遣いで使い分けるのは難しいことかもしれません。でも難しくても諦めてはいけません。まるで中学生のように、ちょっと正しい言葉遣いを覚えてみましょう。そして、頭の中で繰り返すだけでは多分覚えきれないので実際の接客で、正しい言葉遣いを使う練習を繰り返すのです。人は繰り返し同じことを行うことで、習慣になっていくものです。正確な言葉遣いをする為に、くりかえし接客で使うことで頭を慣らせていきましょう。
3.例えばこんな間違え方
間違えやすい言葉遣いとしての代表例は、「〜よろしかったでしょうか」「〜からお預かりします」「〜のほうをお持ちしました」です。これらは、丁寧に聞こえはしますが言葉遣いとしては間違っています。
「〜よろしいでしょうか」「〜お預かりします」「〜をお持ちしました」が正しい言葉遣いです。普段身近で使用されている言葉ですが、その他「ら」抜き言葉、「さ」抜き言葉など特にご年配の方の中には言葉遣いが気になり不愉快になることもあるのです。
4.正しい言葉遣いと話し方
接客をする上で大切なのは、正しい言葉遣いだけではありません。正しい言葉遣いが出来ていても話し方が小さな声だったり、もごもごした話し方だと相手には何を言っているのかが伝わりません。接客とは正しい言葉遣いをハッキリとした口調で相手に聞きやすく話すことです。正しい言葉遣いが出来ても、話し方をきちんとしていないと相手の不快感にさせる場合もあるのです。
5.心のある言葉遣い
接客をする時に大切なことは、正確な言葉遣いはもちろんですが心を込めて接客することが一番大事です。心を込めた接客は、言葉遣いにも影響しお客様の心にも伝わります。言葉遣いが正確でも心がこもっていないと、宝のもちぐされです。心のある言葉遣いで接客するようにしましょう。
接客業は難しい職業です。自分がどんな状況に置かれていても、お客様に対する態度はいつも同じでなければなりません。自分の感情が揺らいだだけで、言葉遣いにも影響するなんてことも多々あると思いますが、接客では正しい言葉遣いが常に出来るように心がけることが大切です。
まとめ
接客での正確な言葉遣いとは?5つのポイント
- 基本の3つを使い分け
- 難しくても諦めない
- 例えばこんな間違え方
- 正しい言葉遣いと話し方
- 心のある言葉遣い