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対策を講じる時に取り入れたい5つの視点

2016年8月26日 by biz3

対策を講じる時に取り入れたい5つの視点

日々、様々な問題が生じると思います。問題に対してどんな対策を講じるにしても、取り入れておくべき視点があります。

例えば、問題設定がちゃんとできているでしょうか?まずはこれができていなければ、どんなに時間をかけて対策を講じて遂行したとしても、根本のところでずれているので一向に問題は解決しないでしょう。それどころか時間と手間ばかりがかかってしまうでしょう。

対策を講じる際に取り入れるべき視点とは、どのようなものがあるでしょうか?



目次

  • 対策を講じる際に取り入れるべき視点
    • 1.対策を講じる対象は適切か
    • 2.フェーズの分け方は適切か
    • 3.活用するデータが最適か
    • 4.対策がもっとも効果的か
    • 5.効果の測定方法は適切か
  • まとめ

対策を講じる際に取り入れるべき視点

課題や問題がある場合、どのような対策を講じるかによって解決までのコストが変わってきます。視点がずれたままで対策を講じてしまうことも多いですが、これではいつまでたっても解決に至りません。

対策を講じる際には5つの視点が大事になります。対策を講じる際に取り入れるべき視点をご紹介します。

1.対策を講じる対象は適切か

対策を講じるにあたりまず検証しておかなければならないのが、対策を講じる対象、つまり問題の設定が適切かどうかです。

例えば「受験に合格したい」という課題があった場合、不得意な科目を伸ばすという対策を講じがちですが、そもそも志望校で重視されている科目が対策を講じた科目だとは限りません。まずは目的をもう一度分析しなおして、対策の方向性を考える必要があります。

対策を講じる対象を間違えると、いくらそれ自体はうまく進んだとしても、いざ課題を解決する際に的外れなことになり、全く違う方向に注力していたことになります。そうならないためにも、立派な対策を講じることで満足してしまうのではなく、方向性があっているかどうかをきちんと検討しましょう。

2.フェーズの分け方は適切か

フェーズをどう分けるかを決定するのは、対策を講じる際の基本的な視点です。フェーズの目の粗さによって当然対策を講じる方法やサイズが変わってきますし、これが適切でないと対策が甘くなったり、それ以前に対策を講じる前に検討段階で行き詰ることも出てきます。特に対策を講じる前に行き詰った場合はフェーズの分け方が適切かどうかをもう一度検討する必要があるでしょう。

例えば「資料作成にかかる時間を短縮する」という課題があった時に、「資料の方向性の検討、構成の決定、ソース収集、文章作成、推敲」というフェーズで分け、各フェーズでかかる時間を短縮するために対策を講じた場合、これだけでは十分な成果につながらない可能性があります。「ソースの収集」だけとっても、「ビジュアル的なソース、公的で信頼性の高いソース、信憑性は疑問だが興味深いソース」など性質別に細分化することができ、それぞれの収集に要する時間やプロセスも大きく違うため、各々個別に対策を講じるのが適切でしょう。

多くの場合、対策を講じる際に行き詰ったときはフェーズを細かくすることで新たな糸口がつかめますが、無駄に細分化してしまうことで余分な手間がかかることもあるので注意しましょう。

3.活用するデータが最適か

最近では活用できるデータが爆発的に増え、データに従って対策を講じる機会も増えましたが、データが多すぎることで対策を講じる方法を間違えることも頻繁にあります。「このデータがあるからこういう対策を講じる」というように、ついデータから対策に飛びついてしまいがちですが、活用すべきデータが最適かどうかを常に検討することが大切です。

ありがちなのが、ECサイトでのコンバージョン率(売り上げにつながった率)を上げるためのデータ活用です。Googleアナリティクスのデータを分析して対策を講じると思いますが、とにかく取得できる期間のデータを全て使ってしまうと分析結果がぼやけてしまいます。この場合は、適切な期間を設定して分析することが大切になってきます。

使用するデータの選定は対策を講じるうえでとても大事になりますので、データを扱う際には十分に意識しましょう。

4.対策がもっとも効果的か

うまく対策を講じることができたとしても、それがもっとも効果のある方法かどうかを検討する必要があります。

例えば大量のデータを処理する必要が出てきたシステムで、データベースを変更することで課題が解決できることがわかったとしても、そのまま対策を講じる前に一歩立ち止まり、ほかにもっとよい解決方法がないかを考えてみましょう。「変更するデータベースはそれがベストか、またはデータベースの変更ではなく、システムの他の部分を改善することで課題は解決できないか」などです。

もしかするとよりコストが低く高いパフォーマンスを実現できる方法があるかもしれません。再度検討し直すことで、より効果的な対策を講じることができることもあります。

5.効果の測定方法は適切か

対策を講じるときは必ず効果を定期的に確認し、効果が十分に上がっているかを見る必要があります。その際の測定方法が決まっていなかったり、誤って設定している場合は、軌道修正もままならず対策を講じる意味が半減してしまいます。

対策を講じるときは必ず効果の測定方法もセットで検討しましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか?ご紹介した5つの視点を持つことでより綿密でズレのない対策を講じることができるかと思います。

解決すべき課題は多いと思いますので、対策を講じるうえでのいくつかの落とし穴に気をつけて、効率的に課題解決を図りましょう。

 対策を講じる際に取り入れるべき視点

  1. 対策を講じる対象は適切か
  2. フェーズの分け方は適切か
  3. データ活用が最適か
  4. 対策がもっとも効果的か
  5. 効果の測定方法は適切か

Filed Under: 問題解決力, 戦略, 改善・提案 Tagged With: 対策を講じる




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