あなたは自分の望んだ職場で働いていますか? 誰もが自分の好きな職種や職場で働きたいと思うでしょう。しかし自分の希望とは異なる環境で働く人も多くいるものです。それは会社や組織があなたがその職に適していると考えたからです。
人を適材適所に配置することは、企業や組織にとって重要なポイントです。限られた人材を適材適所に配置するためのポイントを考えてみませんか?
人材を適材適所に配置する5つのポイント
人材を適材適所に配置することは、組織を運営するにあたり重要なポイントです。有効に人材を活かすためには、その適材適所を見定めることが大切になります。自分自信が適材適所で働いているのかも考えながら、人材配置の適正化を考えてみませんか?
適材適所に人材を配置する5つのポイントをご紹介します。
1.本当に得意なことを見定める
自分の中で得意と思うことも、周囲や組織の中で考えると、必ずしも一致するとは限りません。自分で得意と思うことは、意外と他の人も得意であるということが多いものです。本当に得意といえるものは、意識したり努力しなくても自然にできることであることが多いものです。適材適所で活かせるのは、他の人は努力を必要とするが、その人であれば自然とこなすことができる能力です。常にその力を発揮することを期待するので、努力を続けなければ維持できないようでは、適材適所とは言い難いのです。
2.不得意を避ける配置をする
不得意なことは、自覚がある場合も多いと思います。適材適所を見つける際に、不得意なことを避けることも有効なポイントです。苦手意識やどうしても上手くできないことを外すだけで、人はプレッシャーから解放されます。そうすることで、予測以上の能力を発揮することが期待できるものです。直接的な適材適所が見つからない場合、不得意を外すことは効果が期待できます。
3.新しい可能性を考える
適材適所を考える時に、経験があったり能力があることを前提に考えることが多いと思います。しかし、次のステップを考えた時に、新しい経験を積ませることが重要であれば、それも適材適所と言えるのです。人はすでに経験があることや知っていることであれば、卒なくこなすことができるでしょう。それは現状維持の場合有効でありますが、組織を大きくしたい、その人材を育てたい時には、チャンスを逃したり、時間を経過させてしまうことになります。
適材適所とは、その人や組織の状態だけでなく、その環境が攻めであるか、守りであるかでも、変化します。
4.役割を理解してもらう
能力は経験があっても、その人の性格や考え方から、期待された通りの力を発揮できないことがあります。それでは適材適所に配置されたとしても、不発に終わってしまいます。人には必ずしも上昇志向があるわけでもなく、年功序列的な考えも通用しない場合があります。適材適所についてもらうためには、何故その役割を担ってほしいのか、具体的に説明をします。その上で、納得してもらうことが重要です。
5.希望の職を与える
人は希望したことであれば、多少の無理があっても努力を続けます。その努力が継続できる見込みのある人には、多少役不足であったり、効果が少ないと思えても、モチベーション維持を兼ねて、希望の仕事を与えてみましょう。そこで上手くいかなければ、十分に話し合いをした上で、適材適所に配置換えをしましょう。努力を続けて役割を全うできれば、本人にとっても組織にとっても、この上ない成果をもたらすことができるはずです。
いかがでしたか。適材適所に人材を配置するということは、組織を活性化したり有効に運営するにおいて重要なことです。その適材適所の判断は、その時の状況や持ち合わせる人材に影響されるため、必ずしも本人の希望通りになるとは限りません。何故その配置になるのか、十分に理解してもらうことが大切です。
まとめ
適材適所の人材配置5つのポイント
- 本当に得意なことを見定める
- 不得意を避ける配置をする
- 新しい可能性を考える
- 役割を理解してもらう
- 希望の職を与える