昨今、就職活動をする上で一番重要視されているのが、エントリーシートとも言われています。
エントリーシートとは、企業へ就職希望をする際に提出する応募フォームで、まず企業側は、そのエントリーシートを基に、面接を行うか否かの選考を行い、就職希望者をふるいに掛けます。別の言い方をすると、エントリーシートの書き方に失敗してしまうと、企業で面接すら受けられないと言う現実が待ち受けているのです。その点から、エントリーシートの書き方は、就職活動をする上で一番大事な事と言えるでしょう。
では、一次選考の関門を突破するためのエントリーシートの書き方のポイントとは、いったいどんな事でしょうか?
基本的なエントリーシートの書き方5つの注意点
企業側は応募者数が大変多い為、1枚のエントリーシートの閲覧にさほど時間を掛ける事ができません。その点から、基本がしっかりできていて、見易いエントリーシートが一次選考を通り易い傾向にある事は確かです。
今回は、基本的過ぎて見落としやすい、エントリーシートの書き方の注意点を5つご紹介します。
1.誤字は要注意
エントリーシートを書く上で、誤字はあってはならないことだというのは、誰もが知っている事ですよね。
しかし、中には間違ったまま漢字や用語を覚えていて、そのまま確認もせず誤字を堂々と記入してしまう人が後を絶ちません。
例えば、
「完璧」と「完壁」
「価値観」と「価値感」
「シミュレーション」と「シュミレーション」
※いずれも正解は前者です。
これらは良く間違われる、代表的なものですよね。
あまりにもこの様な誤字が多いと、企業側として、基本ができていないとのマイナスイメージを持ってしまう恐れもあります。そのためにも、簡単な漢字や言葉でも、まずは辞書で調べて書く様にしましょう。
書き損じばかりに気を取られるのではなく、思い込みに注意し、正しい言葉でエントリーシートを書く事が大切です。
2.日付は統一する
この項目も、エントリーシートを書く上で、基本的な事ですが見落としやすい項目の1つです。
エントリーシートに日付を記入する際は、和暦または西暦のどちらで記入しても構いません。しかし和暦にした場合は、全ての日付を統一して和暦で記載するのが、見易くて正しいエントリーシートの書き方となります。
記載箇所によって、和暦にしたり西暦にすることは、読む側も見難くなってしまう要因の1つなので、注意しましょう。
3.見栄えが選考突破の鍵
企業の人事担当者は、時間がない中、多くのエントリーシートに目を通さなくてはいけませんそうなると、エントリーシートの見栄えと言うのも、選考突破の大きな要因となってきます。
相手の立場に立って、読みやすい書き方をしているエントリーシートに対しては、好感が持てますが、文字が雑だったり、小さかったり、余白がないほどビッシリ文字を敷き詰めた書き方では、読む側も嫌気がさしてしまい、関門突破は狭き門になってしまいます。
見栄えが悪いと、読む事さえも躊躇されてしまい、内容が素晴らしくても選考に漏れる可能性が大きいと理解しておきましょう。
4.思っていない事は書かない
エントリーシートは、面接を行うための一次審査の選考資料になるからと言って、そんな事思ってもいないのに、真実ではない自分を良く見せる書き方をする人がいます。
確かに、文章を読む限りでは立派な考えだからと、一次審査は通過できるかもしれません。しかし、自分で思ってもいない事をエントリーシートで述べても、そのボロは必ず面接で出てきてしまいます。
エントリーシートに書く場合は、自分が思っていることを素直に表現することが大切です。
5.強調することが大事
企業の人事担当者は、多くのエントリーシートを読む為、1枚に数分の時間しか掛けられません。最初から終わりまで読んではいますが、流し読みに近い状態になってしまいます。
その事から、書き方として主張したいところは、強調して書く事をお勧めします。流し読みの中でも、文字が強調されてると、人事担当者にインパクトを与える事は確実です。単調な文章の書き方では、多くの中の1人には選ばれません。強調して印象付ける様にしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
エントリーシートの書き方を考えた時、今回挙げた項目はどちらかというと「当たり前」と考えられている事です。しかしその当たり前が、内容を重視するあまり、見落としがちな書き方の落とし穴になっているのです。
とても簡単な事です。基本を大事にすることが、成功への近道となるのです。
基本的なエントリーシートの書き方5つの注意点
- 誤字・脱字は要注意
- 日付は統一する
- 見栄えが選考突破の鍵
- 思っていない事は書かない
- 強調することが大事