エクセルでは構成比の分母など動かしたくないセルを絶対参照にすることで固定することができます。
エクセルで絶対参照にする場合は「F4」キーを押して$マークをつけます。$をつける位置によって行、列、または行と列の両方を固定することができます。
エクセルの絶対参照は「F4」キーを使う
今回はエクセルでアンケート結果の構成比を求めるケースを例に絶対参照の使い方を説明します。
それでは、エクセルで構成比の分母となる件数の合計を絶対参照を使って固定してみましょう。
1.数式を入力する
数式を入力します。
今回の例では構成比を求めますので、=件数/件数の合計となります。
次のステップで分母にあたる件数の合計を固定しておきます。
2.絶対参照にする
「F4」キーを押すとセル番地に$マークがつきます。
例では$B$8になります。これはB列を固定し、かつ8行目も固定したという意味です。
3.数式をコピーする
絶対参照で固定しておくことで数式をコピーしても分母のセルが動かなくなります。
例では件数の合計のセルであるB8が固定されています。
いかがでしたか。エクセルの絶対参照を使うことでセルの列や行を固定することができます。数式のコピーをすると参照しているセルが動いてしまうので、動かしたくない場合は絶対参照を使うと便利です。エクセルではよく使う方法なので覚えておきましょう。