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PM理論を活用したリーダーシップの磨き方5つのポイント

2017年5月16日 by Gen

PM理論を活用したリーダーシップの磨き方5つのポイント

自分のリーダーシップのタイプを分析したことはありますか?
「リーダーシップが大切」と言われることはあっても、どこをどうやって改善したらよいのかわからない方も多いと思います。

PM理論は、目的達成機能(Performance)と集団維持機能(Maintenance)を分析して、自分の強みを知り、弱みを伸ばしていくための理論です。
社会心理学者の三隅二不二によって1966年に提唱されましたが、現在もリーダーシップ研修などで欠かせない理論となっています。

PM理論を活用すれば、自分のリーダーシップを具体的に磨くことができます。
では、PM理論の活用のポイントはどのようなものか見て行きましょう。


目次

  • PM理論の活用のポイント
    • 1.PM理論の4タイプ
    • 2.PM理論では行動が大切
    • 3.環境への影響を意識
    • 4.PM理論は2度計測する
    • 5.PM理論の長期的な実践
  • まとめ

PM理論の活用のポイント

リーダーシップを磨くためには、精神論を唱えていても前に進みません。
確かに意識することは大事ですが、どこをどう意識するかを考える必要があります。

PM理論では、リーダーシップを磨くための行動計画を立てるためのヒントを得ることができます。
PM理論の活用のポイントをご紹介します。

1.PM理論の4タイプ

PM理論では、目的達成機能と集団維持機能というたったの2次元でリーダーシップを捉えます。

P型:自分自身の課題達成能力
M型:部下や組織と関わり合いながら調整していく能力

どちらも伸ばす必要がありますが、まずは現状の自分のタイプを知ることが大事になります。

PM理論が特徴的なのは、自己分析に加えて部下の環境に対する不満や、仕事の満足度などを分析材料に使用することです。
自己評価だけではリーダーシップは分析できず、環境への影響が大切だからです。

PM理論では4つのタイプを規定しており、「PM型、Pm型、pM型、pm型」に分類できます。

PM理論を活用する5つのポイント

  • PM型:目的達成機能と集団維持機能どちらも強くリーダーの理想
  • Pm型:目的達成機能は強いが集団維持機能が弱い
  • pM型:目的達成機能が弱いが集団維持機能が強い
  • pm型:目的達成機能と集団維持機能どちらも弱い

2.PM理論では行動が大切

現在の自分のタイプがリーダーに向いていなかったとしても、安心してください。
トレーニングを通して変化させることができます。

PM理論では、リーダーシップを”行動”と捉えます。
現場での具体的な目標を立てて、これを意識して仕事をすることがとても大切です。

例えば、Mが弱い人でしたら、
「部下が気軽に近づける雰囲気を作る」
「部下の悩みに気を配る」
といった細かな目標を設定し、これを実現するための具体的な毎日の行動に落とし込みます。

毎日の行動を意識していくことが大切になります。

3.環境への影響を意識

リーダーとしての資質には、目標達成機能もそうですが、「集団維持機能」が必須になります。

はじめの段階では、部下が職場環境に不満を言ったり、仕事ができなかったりするのを、職場や部下のせいだと捉えがちです。
しかし、リーダーたるもの、これらすべて自分の責任という自覚を持つ必要があります。

言い方を変えれば、自分の対象外と捉えていた環境に対しての影響力があることに気づき、最大限できるかぎり自らコントロールするべきことです。

リーダーとしての環境に対する考え方、解決策のディスカッションを通して気づきを深め、現場で実践していくことが大切です。

4.PM理論は2度計測する

PM理論では、自分のタイプを知ってそこで終わりではありません。
PMの機能を改善するために、具体的な日々の目標を立て実践し、3ケ月後にそれが自分のタイプにどう影響を与えたかを知ることが醍醐味です。

実際にリーダーのタイプが変化することを実感し、また次の目標を設定して、コツコツと実践していくことでリーダーシップが磨かれていきます。

5.PM理論の長期的な実践

リーダーシップは一度の研修や、短期間の実践で変化するものではなく、具体定期な目標を意識した行動の積み重ねによってのみ変化します。
長期間にわたって、立てた行動目標を実践していくための仕組みが大事になります。

自分だけで行動目標を立てるのではなく、リーダー同士でコミットメントを出し、定期的に集まり振り返りをしましょう。

リーダー同士のディスカッションの場を設けることが重視されています。
それぞれの現場で、本気で試行錯誤しながら実践しているメンバーから得られるヒントは、とても参考になるものです。
頻繁に集まる必要はないですが、短時間でも密度の濃い時間を作ることで、そこに向かって日々の行動を意識づけることができます。

リーダー同士が、お互いに切磋琢磨できる環境を作っていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
PM理論を活用することで、いままで気付かなかった細部にわたって具体的な行動方法を見つけ出すことができます。
社内で研修を行うのもよいですし、外部研修に参加する方法もありますので、仲間を集ってPM理論を活用していきましょう。

 PM理論を活用したリーダーシップの磨き方

  1. PM理論の4タイプ
  2. PM理論では行動が大切
  3. 環境への影響を意識
  4. PM理論は2度計測する
  5. PM理論の長期的な実践

Filed Under: リーダーシップ Tagged With: PM理論, リーダーシップ




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