あなたは楽しく仕事ができているでしょうか?どんなに好きなことを仕事をしている人でも仕事が嫌になることはあります。逆に好きではないことを仕事にしている大半の人も、その中にやりがいを見出して仕事をしているもの。嫌な仕事に蓋をするのではなく着実に改善していくことが大切です。どうせなら楽しく仕事をしたいですよね?
でも嫌な仕事ほど避けて通ろうとするあまり、改善策どころかどこが嫌なのかもはっきりと見えていないことさえあります。嫌な部分を明確にしつつ改善に取り組むことが必要です。
仕事が嫌になった時には具体的にどのように改善をしていくのがよいでしょうか?
目次
仕事の嫌な部分を明確にし着実に改善する方法
本当に嫌な仕事は改善意欲をも削ぎ、ときには改善不可能とさえ感じてしまいます。でも本当にそうでしょうか?世界の何処かにはそれを改善している人がいるのではないでしょうか?一度リミッターを外して考えてみましょう。
今回は仕事の嫌な部分を明確にし着実に改善する方法をお伝えします。
1.仕事の嫌な部分をリスト化
仕事が嫌だと感じた時は、改善のためにも仕事のどこが嫌なのかを見極める必要があります。上司の小言が嫌なのでしょうか?仕事に新鮮味がないでしょうか?自分の能力と仕事がマッチしていないでしょうか?待遇に問題があるでしょうか?嫌な部分は複数あるかと思いますがそれらすべてをリストにして嫌な部分を洗い出しましょう。
2.仕事の嫌な部分リストの分類
仕事の嫌な部分がリスト化できたら、項目分けを行いましょう。
①人間関係(部下と合わないなど)
②仕事内容(ルーチンワークが煩雑など)
③環境(駅から社屋が遠いなど)
④ポジション(マネージャー職の重圧など)
⑤待遇(給料が安いなど)
⑥その他
に分類できます。
仕事を分類することで、自分が嫌だと思っているのはどの分野なのか、仕事の嫌な部分をより客観的に捉えることができます。
3.理想的な仕事の仕方の想定
仕事の嫌な部分それぞれに対して「こうだったらもっと楽しく仕事ができるのに」という理想的な仕事の仕方を書き出します。実現不可能でも構わないのでとにかく思いつくまま沢山書いてみましょう。自由な発想で書くことが大切です。そうすることで普段思いつかないものが出てくるでしょう。
4.改善方法の想定
理想的な仕事の仕方が書き出せたら、そこに近づくための方法をすべて書き出しましょう。これも可能か不可能かを考えずとにかく思いつくままに沢山書いていきます。「これはできそうもない」と判断することで可能性にブレーキをかけてしまっています。そのブレーキを取り払って自由に発想しましょう。
5.現実的な改善ステップの作成
自由な発想に慣れてきたら、今書き出した改善方法リストのうち、不可能ではない改善方法とそれを実行するための具体的なステップを書き出しましょう。このときのポイントのは、実現不可能ではないがかなり難しいものについても改善ステップを考えることです。今まで難しいと思って選択肢になかったものを実行してみることで新たな可能性が出てきます。
6.仕事の嫌な部分リストの数値化
改善ステップが作成できたら、仕事の嫌な部分リストに点数付けを行います。-5点〜5点の範囲で現状を評価しましょう。最悪の状況が-5点で理想が5点です。数値化することで、どれだけ嫌かが数字として捉えられ、客観的に対応しやすくなります。
7.改善ステップの実行と点数評価
改善ステップをひとつひとつ実行していきましょう。そして1週間に1回、仕事の嫌な部分リストの点数に変化があったかを評価します。点数が上がっていくにつれて状況が改善され、仕事の嫌な部分が減っていくのが実感できると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実は仕事の嫌な部分は、嫌だと分かっていても改善に十分なエネルギーを使ってないことが多いです。嫌な部分を明確にし、これまで想定になかった改善策を着実に実行していくことで仕事の嫌な部分の多くは改善されるでしょう。
仕事の嫌な部分を明確にし着実に改善する方法
- 仕事の嫌な部分をリスト化
- 仕事の嫌な部分リストの分類
- 理想的な仕事の仕方の想定
- 改善方法の想定
- 現実的な改善ステップの作成
- 仕事の嫌な部分リストの数値化
- 改善ステップの実行と点数評価