長い付き合いなのにいつまでたっても他人行儀な人っていますよね。何回飲みに行っても打ち解けない、冗談を言っても真剣に返してきてペースが狂ってしまいます。そういう人は総じて言葉遣いも硬く、敬語を崩してくれないことが多いです。こちらもそうですが、「本人は堅苦しくて窮屈なのでは?」と思ってしまいます。
他人行儀なタイプの人には彼らなりの流儀があります。他人行儀な人は、なぜあんなに堅苦しく、どう対応したらよいのでしょうか?
他人行儀なタイプの心理と対応法
職場に他人行儀な人はいるでしょうか。いくら相手が他人行儀だからといって、こちらは無視するわけにはいきませんし、できることなら打ち解けてもらいたいものです。
他人行儀な人にはいくつかのタイプがあります。彼らの心理と対応方法について解説します。
1.人との距離感が測れない
人との距離感が測れないため他人行儀な態度をとっている人達がいます。彼らはコミュニケーションが苦手な場合も多く、みんなと打ち解けたいけれど他人行儀になってしまっていることがあります。
敬語を使ったり、感情を表さないことは、彼らにとって、深いコミュニケーションで傷つくことを避けるという、ひとつの防衛機能として働いているので、無理にこじ開けるのは禁物です。他人行儀な態度に対してもしらけることなく、温かくコミュニケーションを続けましょう。
必ずしもこちらまでガチガチになる必要はなく、からかわない程度で冗談を言ったり突っ込みを入れたりと、あくまで距離をおいたフレンドリーさを持って接するべきです。そうすることで彼らの方から少しづつ心を開いてくるのを待ちましょう。
2.仕事とプライベートを区別
なかには職場の人とは距離を取りたいために計算して他人行儀に振る舞っているタイプもいます。彼らの心理としては「職場とプライベートは別」と考えていて、職場では職場での顔を演じて仕事をすることを選んでいます。
もしかすると仕事はお金を稼ぐためにきているところだから親しくなる必要がないと考えているかもしれませんし、職場の人達と毛並みが違うからあまり深くかかわらずにおこうと考えているのかもしれません。いずれにせよ、よほど見下したような失礼な態度を取らない限りは他人行儀な彼らのことはそっとしておいてあげましょう。
3.なあなあになるのが嫌
なあなあで仕事をすることを嫌うためにあえて距離を取っている人もいます。自分から他人行儀なキャラを選んでいる人達と付き合うにあたっては、こちらもあえて踏み込む必要はないでしょう。彼らの流儀を尊重して、こちらも他人行儀な付き合い方をすることで、コミュニケーションが成立します。
注意しないといけないのは、他人行儀だからといって彼らを仲間外れにしないこと。特別に気を遣う必要もありませんが、腫れ物に触るような扱いをしては職場の雰囲気が悪くなりますし、彼らも居づらくなります。よかれと思って他人行儀な態度を取りたいと考えていることを察し、ナチュラルに接しましょう。
4.個人的に嫌い
人によっては嫌いな人、あるいは苦手な人に対して他人行儀な場合があります。きつい態度をとったり嫌いというオーラを出す替わりに、他人行儀な態度でバリアを張っているのです。こうした場合は他の人への対応とあなたへの対応が明らかに違いますので、わかりやすいかと思います。
こうした人への対応でもっとも無難なのは、あなたも他人行儀に接することですが、あなたは相手のことを嫌いだとも苦手だとも思っていなければ、誤解を解くためにあえて積極的に接する方法もあります。うまくいけば相手は積極的に話しかけてくるあなたに対する苦手意識を解いて、他人行儀な態度もなくなるかもしれません。
5.対応に引いている
もしあなたが相手に対して特別に積極的な対応をしている場合は、それに対して距離を縮めるのを危険に感じて他人行儀に対応している可能性もあります。このような場合は相手の心情を察して、積極的すぎる自らの対応を見直した方がよいでしょう。
距離を縮めたい場合、積極的にいくよりも自然に対応したほうがうまくいく可能性がありますので、マイルドな対応に切り替えてみましょう。
6.場の空気についていけない
まだコミュニティに参加して間もない人に多いのですが、場の雰囲気になじめず他人行儀な態度をとって様子を見ている場合があります。今までのコミュニティとは種類の違う場に参加して、もともとそこまで積極的ではないタイプの人にありがちです。
こうしたタイプの他人行儀は、時間が解決してくれますので、たとえ他人行儀でも、参加の意向があれば集まりになどに積極的に呼んであげることが大切です。こうしたタイプの人は空気に敏感なタイプが多いので、コミュニケーションに対して気を遣うとかえってかしこまってしまうので、自然に接しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
他人行儀な人の6つのタイプと対応法をご紹介してきましたが、必ずしも打ち解けなければいけないわけではないことがご理解いただけたかと思います。もしあなたの知り合いにこのような人がいれば、うまく対応することができるのではないでしょうか。
他人行儀なタイプの心理と対応法
- 人との距離感が測れない
- 仕事とプライベートを区別
- なあなあになるのが嫌
- 個人的に嫌い
- 対応に引いている
- 場の空気についていけない