周囲の人と一緒に仕事をする上で、皆が同じ気持ちを持って取り組むことができれば良いのですが、中には当事者意識が希薄で、無責任とも取れるような軽はずみな言動をとってしまい、周囲の人に反感をも買ってしまう人もいますよね。
仕事に支障をきたさなければ良いのですが、実際被害を被るような事だと、ストレスが増すばかりで良い結果の仕事が出来なくなってしまいます。周囲やそして自分自身のためにも、当事者意識を持たせることがとても重要となってきます。
では、どのような方法で当事者意識を強化させればよいでしょうか?
即実践!当事者意識を持たせるための5つの手腕
当事者意識を持たせるには、違う角度から相手を捉え、本人の意識改革も必要不可欠となります。そのためにはあなたの手腕もかなり重要となります。
当事者意識を強化するために何を行うべきか、とても頭が痛くなる事ですが、直ぐにでも実践できる5つの方法をご紹介します。
1.重要な仕事だと認識させる
当事者意識がない人の特徴として良くあるパターンは、仕事は与えられるものであると認識している点だと言えます。確かに仕事は、上司から指示を受けてするものですが、指示を受けた時点で自分の仕事になります。その仕事を自分で理解し応用を効かせることによって、その仕事の成果は2倍にも3倍にも膨らむのです。しかし、当事者意識がない人の場合、与えられてこなすだけなので言われたことしか基本しません。何か書類上の不備があっても、言われたことだけこなすので間違いに気づかない場合がとても多いです。
当事者意識がない人に仕事を指示する場合は、その仕事の重要度をオーバーなぐらいに伝え、緊張感を持たせて仕事をさせることがまず必要です。
2.自分で判断させる
当事者意識が希薄な人は、人に頼る傾向にあります。自分で考えるのではなく、分からないことが出てくると人に聞き、その人に言われた通りの事しかしないため、やっている仕事の理解がなかなか出来ない状況に陥ってしまいます。そうなると、当事者意識を全く感じることなく済まされてしまいます。
何か質問を受けた場合、答えを教えるのではなく、まず答えを見つけ出す方法だけを導き、後は自分で考えさせる様にしましょう。考えることによって、仕事の理解力を得ることができ、結果当事者意識をアップさせる事が出来るのです。
3.担当者として扱う
当事者意識を持たない人は、上司からの信頼も薄く、仕事上サポートとして扱われる傾向にあります。それではいつまで経っても成長できません。ある程度周囲のバックアップや確認作業という手間が掛かってしまいますが、サポートではなく担当者として窓口になる立場に立たせ、自分がメインでやっているんだと言う認識を持たせることもとても必要です。
長い目で見て、人を成長させることもあなたの手腕であり、実力にも繋がるのです。
4.責任を明確に伝える
当事者意識に欠ける人の一番の欠点は、責任感が無いという事です。責任感がないので、積極的に仕事を受け入れず、言われたことだけやり、人任せばかりで、最終的に自分の仕事ではないと考えてしまい、当事者意識を持ち合わせない現状となってしまうのです。
責任感を植え付けるには、まず相手に言葉で明確に伝えることも大切です。ちゃんと言葉で言われないと理解できない人が、世の中にはたくさんいます。根気が要ることですが、一番大事な事だと言えます。
5.心を鬼にして
仕事をする上で、助け合いというのはとても肝心です。何か分からないことがあったら、お互いで協力し合い解決する訳ですが、当事者意識が足りない人に対しては、その気持ちを捨てることも必要です。
自分一人で問題をクリアすることによって、得ることはたくさんあります。少々気が引ける事ですが、その人のためと思って、手をさしのべたり、サポートすることは避けましょう。その代わり、自分一人で解決できた時には、労うことも必ず必要です。飴とムチを上手く使い分けることも、当事者意識を持たせるには必要な要素です。
いかがでしたか?
当事者意識を持たない多くの人は、仕事に対してポリシーやプライドがないので、仕事のやり方を周囲の人がコントロールし易く、その点を利用して、当事者意識を持たせる方向へ導くこともできます。
人を育てることは容易ではありませが、自分のスキルアップにも繋がると思って即実践してみましょう。
まとめ
即実践!当事者意識を持たせるための5つの手腕
- 重要な仕事だと認識させる
- 自分で判断させる
- 担当者として扱う
- 責任を明確に伝える
- 心を鬼にして